×

CATEGORY

CONTENTS

CATEGORY

HOME»  ブログ記事一覧»  ◇南アフリカワインメーカーについて

◇南アフリカワインメーカーについて

  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

City on a Hill について

こんにちは!
南アフリカワイン専門店 みたまり酒店です



1630年にイギリスのジョン・ウィンスロップが初めてこのフレーズを使って
説教したと示されています
新しい入植地(アメリカ マサチューセッツ湾植民地)を丘の上の都市として描写し
入植者たちが他の人々の模範となるべき理想的な社会を築くこと意味していましたが
その後このフレーズはアメリカの自己認識やアイデンティティの一部となり
レーガン大統領なども演説で使用したようです
アメリカが世界の灯台となり模範となるという感じなのかな

そんな言葉に由来する
City on a Hill
模範となりスワートランドの灯台になるワインとなりたいという思いが込められているのかな?と
必死で調べていたら


なんということでしょう
スワートランドのワインだけでなくオリーブや文化を紹介するウエブサイトに
彼のインタヴュー記事「 A shining beacon in the Swartlandー スワートランド
の輝く灯台」というタイトルで書かれているではありませんか
下記そのサイトからの引用となります


https://swartlandwineandolives.co.za/city-on-a-hill/

アンドレ・ブリュインズがマルムスベリーの南に構える
小さなワイナリーの名前の由来となったのは、聖書の
一節だ。これは彼の精神性を反映したものだが、「ス
ワートランドの土壌とブドウ畑の能力を示す」という彼
の願いでもある・・・







と書かれていました(※彼の思いが伝わるとても素敵な記事だったのでお時間
ある方は是非覗いてみてください他にも素敵な生産者さんの記事が読めちゃい
ますよ♪)





ワインの名前の由来のごとくシティー オン ア ヒルは、スワートランドの土壌と
ブドウ畑の実力を見せつけたいというアンドレの願望が詰まったワインです
 彼は「スワートランドは魔法のような場所。"そのパワーは共同体意識であり、
土壌であり、ブドウ畑にある"」と語っているそうです。 アンドレは25歳の時、フラン
スのローヌを旅して働いたという貴重な経験があります、その時彼はローヌ北部の
シラー品種の表現が気に入り、世界的に有名なシャトーヌフ・デュ・パプの南部の
ブドウ畑を訪れて、対照的な気候条件に興味をもちます。アンドレにとってフランスは
故郷のように感じられたのだとか



 

 

 

2018年 デイヴィット&ナディア訪問時の写真 畑を案内してくれているアンドレさん




南仏の気候条件と品種の植え付けをスワートランドと比較し、タルバッハのRijk‘sや
フランス・ローヌのピエール・ガイヤールなどのワイナリーで働いた後2016年には「デ
イヴィッド&ナディア・ワインズ」
のチームに加わり、スワートランドの先見者デイ
ヴィッド&ナディア・サディのもとで5年間働きます。アンドレにとって、南フランスの気
候条件と植樹はスワートランドを思い起こさせます。彼はこの地域全体からブドウを
調達し、ワイナリーでは最小限の介入しか行わず、ワインはコンクリートや古いオー
ク樽で自然発酵させ、粗い濾過のみで瓶詰めするというスタイルのワインを作ってい
ます。





 

2018年訪問時デイヴィットのワインと一緒にテイスティングさせていただきました。








そんなスワートランドの大地を表現すべく作られた彼のワイン8月30日現在の在庫のあるものを一つずつ書いていこうと思います






スワートランドのデイビッド&ナディアの元アシスタントメーカーだった
アンドレ・ブリュインズが手がけるワインのスタイルは、テロワールを重視した
なるべく人が介入しない自然派系のアプローチです。
インポーターさん曰くデイビッドのワインより繊細で綺麗、優しいスタイルと書かれています。
私のイメージはデイヴィット&ナディアは飲み頃になるのに少し時間がかかる印象だけど
アンドレのワインは開けてすぐに楽しめるイメージかな、まだ全アイテムを
飲んだわけではないのでこのイメージは覆されるかもしれませんが・・・




南アフリカのワインの評価本である「ジョンプラッター(南ア)」でも既に5星を獲得している
将来有望な若手醸造家として注目されている一人です。








シティ オン ア ヒル・レッド 2021
City on a Hill Red






植樹は1960年代から2000年代。
土壌は花崗岩、シスト、粘土。
畑はブッシュヴァインと垣根式の両方。
自然発酵、500Lの古いオーク樽で100%マロラクティック発酵を経て熟成。

香り/味わい プラム、赤系果実、ホワイトペッパー、ハーブ、フローラルな香り。
優しくなめらかな酸、豊かでジューシーな果実味、渋みは優しく、複雑で控えめ、
そして程良く力強さもある。ジューシーな果実感に比較的強いスパイスのニ
アンスが加わり、良いアクセントになっている。スワートランドの様々な赤品種
ギュッと凝縮した「ザ・スワートランド赤」的なワイン。少し冷やし気味で提供す
るのがおすすめ。
沢山のブレンドだけに様々なお料理と合いそうフードフレンドリーなワインの
1本として活躍しそうなイメージ(まだ想像 )



原産国/地域 南アフリカ/スワートランド
タイプ     赤/ミディアムボディ
ブドウ品種   シラー 35%/グルナッシュノワール25%/ティンタバロッカ16%/サンソー12%/ムールヴェードル12%
アルコール度数 13.0%
容量 750ml
ヴィンテージ 2021








 シティ オン ア ヒル・オールドヴァイン・シュナンブラン
City on a Hill Old Vine Chenin Blanc




スワートランドのパーデバーグとマルムスベリーの3つの畑のブドウを使用。
植樹は1968年ー1981年とすべて古木。
そのうち2つの畑は、深い花崗岩土壌
もう一つは鉄分の多い土壌、一部は砂岩土壌。
自然発酵し、300Lの古いオーク樽とコンクリートタンクで100%マロラクティック発酵を経て熟成
香り/味わい 白桃、オレンジの皮、カリン、青リンゴ、洋ナシ、干し草、お香、ドライハーブな
どの複雑な香り。優しくなめらかな酸、強いミネラル、シルキーでやや濃厚、なめらかな味わいで、
フィニッシュは少し塩味を帯びている。ピュアで繊細、透明感、程良い骨格とボディを持ち、
エレガントにまとまっている。自然な造りで土壌の味がワインによく表現されている。このワインは、
高貴なシャルドネにも負けないシュナンブランの魅力、スワートランドらしい乾いた土壌の味、
豊かなミネラル、そしてアンドレのセンス、これら全て感じることが出来る。
香り豊かで美しい洗練されたタッチのワイン





原産国/地域 南アフリカ/スワートランド
タイプ     白/辛口
ブドウ品種   シュナンブラン 100%
アルコール度数 13.5%
容量 750ml
ヴィンテージ 2022
受賞歴 Platter SA 2024 2022VT 4.5☆ 94Point









シティ オン ア ヒル・エクセデス 2022
City on a Hill Exodus




「エクセデス」とは、聖書の「出エジプト記」から来ているそうです。
スワートランドの赤ワインに関するアンドレの新しい考え方(新しいものへの)を表しています。
スワートランドは、これまでシラーズ主体のワインを生産していたが、例えばサンソーやグルナッシュのような
軽いスタイルの品種の方がもっと適していて、そちらにより舵を切った方が良いという意味をあらわしているのだとか。
「エジプト(ワインではシラーズ)を脱出しよう!」という気持ちを重ねています。
なのでこのワインはグルナッシュ、シラー、カリニャン、ティンタバロカとスワートランドの可能性の詰まったブレンドとなっています

パーデバーグとマルムスブレイのブッシュヴァインのブドウを使用。
土壌は風化した花崗岩、砂岩、石英、コーヒークリップ(鉄分が多い)。
自然発酵(40%は全房)し、500Lの古いオーク樽で100%マロラクティック発酵を経て熟成。

香り/味わい
フレッシュなストロベリー、赤系果実、ホワイトペッパー、紅茶、ハーブ、フローラルな香り。優しくなめらかな酸、
豊かな果実味はジューシーで、ボディはミディアムからフルボディ。渋みは優しく細やかでシルキー。
スワートランドの様々な品種をギュッと凝縮した「スワートランドの赤オールスターズ」的な豊かな果実感が前面に表現され、
柔らかさと力強さの両方が混在しています。この豊かでピュアな果実感と複雑味、スパイスの風味がこのワインの魅力。
フィニッシュは優しく香ばしい。少し冷やし気味で提供するのが良い。


アンドレ曰く、「グルナッシュ・ノワール、シラー、サンソー、カリニャン、ティンタ・バロッカの魅力的なブレンドは、
上質なワイン造りへの美しい賛歌である。私たちは、私たちの地域と気候に合ったブドウを使い(それが有名であろうと
なかろうと)、その畑をうまく耕作し、そこからワインを造りたいのです。このワインに含まれるブドウ畑は、我々の
条件下で成長する能力を示しており、我々はそのアイデンティティ(テロワール)に忠実なワインを造るよう注意して
いる。」



原産国/地域 南アフリカ/スワートランド
タイプ     赤/フルボディ
ブドウ品種   グルナッシュノワール35%/シラー25%/カリニャン20%/ティタバロッカ20%
アルコール度数 13.5%
容量 750ml
ヴィンテージ 2022
受賞歴 Platter SA 2024 2022VT 4.5☆ 90Point










シティ オン ア ヒル・アース・シュナンブラン 2022
City on a Hill Earth Chenin Blanc




スワートランド・パーデバーグの1968年に植樹された古木のブッシュヴァインの単一畑のブドウを使用。
土壌:パーデバーグでは、ほとんどが花崗岩土壌だが、この畑は風化した深い花崗岩土壌だけでなく、砂岩、石英が混ざっている。
自然発酵し、300Lの古いオーク樽で100%マロラクティック発酵を経て熟成。

香り/味わい
黄桃、蜂蜜、焼きリンゴ、スパイス、干し草、湿った土、甘いハーブ、お香などの香り。フレッシュで柔らかく、なめらかな酸、
やや濃厚で豊かな果実味にミネラルと、ふくよかなやや厚みのあるボディ。重心は、やや低く、下に向かって広がるイメージ。
まさに名前の通り「土や石、大地」などをイメージする。比較をすると、同社の「スカイ」は、空に飛んでいくような爽快感や
スカイブルーのような明るさを感じ、この「アース」は、地面に広がるような、下向きの方向性、少し黄色や茶色が混ざった
土を連想するようなダークな色を想像させる。これらの土壌や畑の違いによる味の違いを比較するのも面白い

2024年2月の南アフリカ・ワインツアーで、参加者の中でも同社の「スカイ」と人気を二分したそうです
このワインも他の同社のワインと同じく、一杯目より二杯目、二杯目より三杯目と、ゆっくり時間をかけて付き合うことにより、
滋味深い旨味がじわじわと感じることが出来る。
おでん、焼き魚、西京漬け、味噌を使った料理など、魚介類、鶏、豚料理、和食、中華料理、アジア系料理などがおすすめなのだとか
これからの季節に1本持っておきたいワインですね







原産国/地域 南アフリカ/スワートランド
タイプ     白/辛口
ブドウ品種   シュナンブラン 100%
アルコール度数 13.5%
容量 750ml
ヴィンテージ 2022
受賞歴 Platter SA 2024 2022VT 5☆ 98Point









シティ オン ア ヒル・スカイ・シュナンブラン 2022
City on a Hill Sky Chenin Blanc




スワートランド・パーデバーグの標高400m、1998年に植樹したブッシュヴァインの単一畑のブドウを使用。
土壌は風化した深い花崗岩土壌。自然発酵し、300Lの古いオーク樽で100%マロラクティック発酵を経て熟成。

香り/味わい
白桃、花、ドライハーブ、洋ナシ、ライムなどの香りに、花崗岩由来のほんのりとスモーキー。
標高の高さから由来する、アンドレのワインの中では最も豊かに感じるレモンや柑橘系の酸。
豊かなミネラルは宝石のように美しく輝き、張りのあるボディを形成している。少し塩味も感じ、
活き活きとした酸は最後まで続く。まさに名前の通り、空に向かって飛んでいくような爽快感があり、
一点に集中した凛と立つ高貴なエレガンスをまとっている。比較という意味では、
同社の「アース」と比べると、テロワールの違いが分かりやすく、面白い。
このワインは、一杯目より二杯目、二杯目より三杯目と、ゆっくり時間をかけて付き合うことにより、
深み、複雑味、旨味が増してくる。
鯛やヒラメなどの白身魚、貝類、エビ・カニなどの甲殻類、イカ、白身魚の塩焼きなど。
鶏、豚料理、天ぷらに塩、塩を活かした料理、和食、中華料理、アジア系料理など。

原産国/地域 南アフリカ/スワートランド
タイプ     白/辛口
ブドウ品種   シュナンブラン 100%
アルコール度数 13.5%
容量 750ml
ヴィンテージ 2022
受賞歴 Platter SA 2024 2022VT 4.5☆ 92Point












シティ オン ア ヒル・ソングオブアセンス 2022
City on a Hill Song of Ascents





ソング・オブ・アセンスとは、「上昇の歌」(聖書にある詩篇の一つ)からつけられている、
同時にブドウ畑にたどり着くまでに運転しなければならない上り坂と重ねている。


マルムスブレイの西側にある1998年植樹のブッシュヴァイン畑の東向きの斜面の単一畑のブドウを使用
土壌は風化した花崗岩で鉄分を含んでいる。自然発酵(3分の1は全房)し、
500Lの古いオーク樽で100%マロラクティック発酵を経て熟成。

香り/味わい
レッドチェリー、少しアーシーなストロベリー、プラム、赤系果実、スパイス、
フローラルな香りなど。フレッシュで柔らかく優しい酸、フルーティで果実味に深みがあり、
繊細で上品な渋み、なめらかでシルキーな口あたり。ボディは中庸でバランスが取れている。
透明感のある美しくエレガントなワイン。同社の歴代の赤ワインの中でも最も美しく完成さ
れた仕上がりで、荒野のような乾燥したスワートランドの大地に咲く凛とした一輪の小さな
赤い花のような美しさと輝きを放っている。まさにアンドレが造る芸術作品と呼ぶに相応しい1本。

このワインも、ここ最近の南アフリカワイン業界の動きとしての「サンソー・ルネッサンス時代」
の中で、スワートランド産の綺麗なサンソーの見本の1本になるだろう。
少し冷やし気味で提供するのが良い。
このワインも他の同社のワインと同じく、ゆっくり時間をかけて付き合うことにより、
滋味深い旨味がじわじわと感じることが出来る。​



原産国/地域 南アフリカ/スワートランド
タイプ     赤/ミディアムボディ
ブドウ品種   サンソー 100%
アルコール度数 13.0%
容量 750ml
ヴィンテージ 2022










1本入れ忘れて5本で撮っちゃいました




といった6種類です
昨年ツアーで訪れたときは大幅に滞在時間オーバーしたんだとか
それだけ熱くたくさんワインについてお話しされていたんだろうなと
サイトを拝見しながら感じました
 



2022年 CAPE WINEで訪れたときにアンドレさんにお会いした時の写真です
この時これだけのことを説明していただいても絶対理解できていないだろうな
ただ 分かるのは毎年進化して素晴らしいワインを作っているという事と
とても穏やかで優しい方だなという印象
これからも目が離せない生産者さんの一人ですね






さてどんな順番で開けるかお楽しみに!!
9月2日 月曜日からリストに登場しています
ご来店お待ちしています





 







 

2024-08-30 10:33:46

コメント(0)

スタークコンデ

ザ・プレスクラブ The Press Club のお話し

 


かわいいラベル
これ ホセさんがデザインされているんですよ
これだけではなくてスタークコンでのラベルはすべて
ホセさんのデザインなんです
実はもともとはグラフィック デザイナーだったホセさん
外注したもののしっくりこず
それなら自分で作るかとなり
それ以来ワインだけでなくラベルもホセさんのオリジナルとなりました

そして このラベルに描かれている
バスケットプレス 手動のぶどう搾汁機は特別な思い入れの絵なんです

ホセさんが初めてワインを作ったときに実際に使った
バスケットプレスを描いているんです

初めて作ったときの気持ちを大切に忘れないようにとこのラベルに刻まれています

ザ・プレスクラブという名前
実は2つの意味を持っています
ホセさんはアメリカ出身
初めてアルバイトですが働いたのがNYタイムズ プレス
初めて仕事を始めたキャリアの始まり

もう一つは初めて作ったワインカベルネ・ソーヴィニヨンをプレスしたプレス機
ワインのキャリアの始まり
ともに自分の仕事の始まりとかけているそうです
だからラベルにも始まりのプレス機が描かれているんです

 

これがホセさんが実際に使ったプレス機です

味わいは・・・・・カシスだったり 黒い果実の香りわずかにカカオやチョコスパイス感もあって
タンニン感もしっかりと感じることの出る大満足できる味わいとなっています
フルボディの1本

ブドウ品種 カベルネソーヴィニヨンを中心に
プティ・ヴェルド 13% カベルネフラン 1% のブレンド

発酵 ステンレス
熟成 オーク樽 12か月 フレンチオークとアメリカンオークの物をブレンド
新ダル比率は 5%




そんな ザ・プレスクラブ 是非飲んでみてください

2024-06-17 11:38:06

コメント(0)

ストームメモ書き

こんにちは
南アフリカワイン専門店 みたまり酒店です

今日から開けるストームについて
インポーターさんと過去のブログをメモ書き代わりに書いています

全然まとまっていません
とりあえずです

そのうちまとめるつもりですが
予定はありません
取り急ぎ
復習かねてのメモ書きです







ストームについて

過去訪問ブログ
https://www.mitamari.com/app/Blogarticleview/index/ArticleId/631

ストーム
設立 2012年
当主 ピノ・ノワールの名手であるハネス・ストーム氏



2012年、ピノ・ノワールの名手であるハネス・ストーム氏によってウォーカー・ベイに設立されたワイナリ
彼は南アフリカの首都の一つプレトリア出身
南アの首都 行政の首都 プレトリア 立法の首都ケープタウン 司法の首都 ブルームフォンテーンの3つの首都がある

 ワインコレクターだった父の影響でステレンボッシュ大学で栽培と醸造を学びますが、
学生の頃から、かの「ハミルトン・ラッセル」で研鑽を積み、後に醸 造長に就任します。
ハミルトンラッセル ウォーカーベイでシャルドネを初めて作ったワイナリー
ウォーカーベイのパイオニアであり重鎮

大学時代に虜になったピノ・ノワールとシャルドネを扱う彼の技術は卓越しており、「ハミルトン・ラッセル」での活躍の傍ら、
他の小 規模生産者の栽培コンサルタントを務めるなど若くして敏腕ぶりを発揮してきました。

また、元来数字に強く非常に論理的で、データと科学的根拠に基 づく一面も持ち合わせています。
とても緻密なのにとても穏やかな人柄がたまらない

本拠を置いているウォーカー・ベイのHemel-en-Aarde/ヘメル・アン・アード地区は
ケープタウンから東へ120kmの海の近くに位置する
南極から流れ るベンゲラ海流と大西洋からの冷たい南東の風の影響を受けている
灼熱の南アフリカにおいて並外れた冷涼な海洋性気候で、正にピノ・ノワールと シャルドネの聖地となっています。


またウエスタン・ケープ州の他のワイン産地よりも年間の降水量が多いため、干ばつの影響を受けにくい利点もありま す。


ハネス・ストーム氏は非常に勤勉家で温かく愛に溢れた人柄であることから、
彼の周りのワイン造りに携わる人々や友人たちからだけでなく、
地域の 人々や流通に関わる人たちからもとても愛されています








恵まれたウォーカー・ベイの大地と、ハネスの手によって育まれたブドウから生まれるエレガン トで繊細なキュヴェ

 


ストームがある場所は

ケープタウンから東へ120kmに位置し、
シロナガスクジラが見れることでも大変人気のリゾート地 「ヘルマナス」にあります
ワイン産地「ウォーカー・ベイ地域」は海洋性気候で、中でも、大西洋と南極から流れてくる
ベンゲラ海流の冷たい風の影響を受ける、ひと際冷涼な銘醸地が 「Hemel-en-Aarde」です。
正にピノ・ノワールとシャルドネの聖地となっています。
またウエスタン・ケープ州の他のワイン産地よりも年間の降水量が多いため、干ばつの影響を受けにくい利点もあります。


ヘメルアンアーデは、およそ450ヘクタールのブドウ畑があり、2009年に3つの小地区が設けられました。
現在この新たな3地区すべてに自社畑を所有してワイン造りを行っているのはこの「ストーム・ワインズ」となっています。
なのでこの飲み比べはストームしか出来ない飲み比べでもあります



「Hemel-en-Aarde」はアフリカーンス語で「天と地」を意味します。
 







ストームのフレダがある場所
①Hemel-en-Aarde Valley/ヘメル・アン・アード・ヴァレー:【標高】125m
最も海寄りで標高は低く温暖 【土壌】粘土がちな頁岩

ストームのイグニスがある場所
②Upper Hemel-en-Aarde Valley/アッパー・ヘメル・アン・アード・ヴァレー:【標高】225m
3地区の中間 【土壌】風化した花崗岩

ストームのリッジがある場所
③Hemel-en-Aarde Ridge/ヘメル・アン・アード・リッジ:【標高】330m 最も標高が高く冷涼
【土壌】頁岩

リッジとフレダは同じ土壌
イグニスのみ違うタイプの土壌です

土曜日のケージさんも仰ってましたが
ブドウの遺伝子が同じでも場所が変わると
全く違う味わいのワインになるというくらい
場所の違いはワインに大きな影響を与える要素の1つです






3つの異なる地区(ワード)の個性を活かすため、人的介入は最小限にとどめ、徹底した少量生産を貫くことにより、
最大限にその魅力を発揮しています。醸造はゆっくりと行われ、長期熟成に耐えるワイン造りを行っています。


醸造について

【全房使用率】テロワールの特徴を生かすため15~20%以内に抑える
【熟成樽】キュヴェによって細かく樽を使い分けています。すべてフレンチオーク小樽で(フランソワ・フレール製、ルイ・ラトゥール製、シャサン製、メイリュー製)、古樽は『ハミルトン・ラッセル』のお下がりも使用しています。
【熟成期間】約11~18カ月






フレダについて






「Vrede/フレダ」とはアフリカーンス語で「平和」。2021年は平年よりも涼しく、過去25年の中でも涼しい年の1つとなりました
クランベリー、野イチゴなどの赤系ベリーのアロマが豊満で、スパイシーさやムスクを感じさせるニュアンスが魅力的です。レモンを思わせる酸は繊細で、シルキーでありながらしっかりとグリップのあるタンニンと共に心地よいドライなフィニッシュへと誘います

【生産数】4,116本
【アルコール度数】13.5%

【産地】Hemel-en-Aarde-Valley/ヘメル・アン・アード・ヴァレー
【畑立地】渓谷に位置した北東向きの急斜面で生育には厳しい条件。標高は高くなく、温暖な気候。
【土壌】4億年前のデボン紀のボックフェルド・シェール:石が多く粘土が豊富な頁岩
【植樹】2008年
【密植率】4,500本/ha
【発酵】フレンチオーク小樽(228L)にて野生酵母による自然発酵 【熟成】《新樽》 25%、《1年樽》 19%、《2年樽》 13%、《3年樽》 31%、《4年樽》12% にて11カ月間
【瓶詰】2022年1月
【樽製造社】メルキュレイ製 32%、フランソワ・フレール製 43%、シャサン製 12.5%、シャンボール製12.5%
【評価】Tim Atkin MW South Africa Special Report 2022:96pt "Wine of the Year for Pinot Noir"、 Platter's Guide:5 stars
【アルコール度数】13.5% 






イグニスについて




ラテン語で「火」を意味しますが、この畑の土壌が火山成岩の一種の花崗岩で、見た目がゴロゴロと赤みを帯びた茶色であることから「火から石へ、そして樹へ」という思いを込めて名付けられました。唯一の花崗岩土壌で、最も繊細で緊張感があり、ブルゴーニュ愛好家垂涎の銘キュヴェです。 2021年は平年よりも涼しく、ブドウのクオリティーは格別で、2020年に比べVredaとRidgeの収量が減となったなか、Ignisは10%増となりました。
【テイスティングノート】赤スグリ、自生するフィンボス(南アフリカ特有の灌木・ハーブ類)やホワイトペッパーなど、複雑なアロマが感じられ、花崗岩由来のグリップ感と、凝縮した果実味、オーク由来のスパイシーさ、シルキーなタンニンが絶妙な調和を見せています。明るく透明感のあるフルーツ感と溌溂とした酸、非常にきめの細かいタンニンが口の中に広がり、ワインの活力が塩味を帯びて長い余韻へと続きます
【アルコール度数】13.5%

【産地】Upper Hemel-en-Aarde-Valley/アッパー・ヘメル・アン・アード・ヴァレー
【標高】3地区の中間に位置し、約225m
【畑立地】北向き
【土壌】かつて河川だったため円みを帯びた小石と砂利の混ざる風化した花崗岩で下層は粘土質
【植樹】2008年
【密植率】約3,500本/ha
【発酵】フレンチオーク小樽(228L)にて野生酵母による自然発酵
【熟成】《新樽》 24%、《1年樽》 20%、《2年樽》 36%、《3年樽》 20% にて11カ月間
【樽製造社】メルキュレイ製 52%、フランソワ・フレール製 24%、シャサン製 8%、カドゥ製 8%、 シャンボール製 4%
【瓶詰】2021年2月 【評価】Tim Atkin MW South Africa Special Report 2022:95pt、 Platter's Guide:5 stars
【生産数】7,308本





リッジについて





「フレダ」と同じ土壌(頁岩)ですが標高が高く、より色調が濃く、酸やスパイシーさも増します。2021年は平年よりも涼しく、ブドウのクオリティーは格別ですが、収量は2020年に比べ10%ほど減りました。
【テイスティングノート】赤系と黒系が混じりあったベリー、ムスクやスミレのアロマが華やかに広がります。ボディーは軽やかで、果実味は表情豊か。酸は瑞々しく、シルキーで香ばしいタンニンが特徴的です。優雅で官能的な余韻をお楽しみいただけます。
【生産数】5,436本
【アルコール度数】13.0%

 【産地】Hemel-en-Aarde Ridge/ヘメル・アン・アード・リッジ
【畑立地】渓谷に位置した東向きの斜面、標高330m、海からの冷たい風の影響で最も涼しい畑。 「フレダ」よりもブドウの生育が1カ月ほど遅く、じっくりと味わいを深めていきます。
【土壌】4億年前のデボン紀のボックフェルド・シェール:大き目の石が多く粘土が豊富な頁岩
【植樹】2009年
【密植率】7,500本/ha
【収穫】3つの畑で最も遅い
【発酵】フレンチオーク小樽(228L)にて野生酵母による自然発酵
【熟成】《新樽》 16%、《1年樽》 26%、《2年樽》 5%、《3年樽》 26%、《4年樽》 16%、 《5年樽》 11%にて11カ月間
【瓶詰】2021年2月 【樽製造社】フランソワ・フレール製 69%、メルキュレイ製 16%、シャサン製 5%、アドゥール製 5%、 シャンボール製 5%
【評価】Tim Atkin MW South Africa Special Report 2022:96t "Wine of the Year for Pinot Noir"



https://www.mitamari.com/app/Blogarticleview/index/ArticleId/631

https://www.mitamari.com/app/Blogarticleview/index/ArticleId/507

https://www.mitamari.com/app/Blogarticleview/index/ArticleId/505



 

2024-04-29 11:59:34

コメント(0)

スタークコンデ Stark Conde

お久しぶりです
南アフリカのワイン専門店 みたまり酒店です


では続きを!
スタークコンデのワイナリーの始まりの物語が素敵だったので
皆さんにもお伝えしたくて
数か月ぶりのブログです(前回6月末に更新したきりでした)


登場人物いっぱいなので
ゆっくりお読みくださいね

まず南アフリカの家長であるハンス・シュローダー(1938年生まれ)はステレンボッシュで育ちました
成人してから彼は人生の大半を海外で過ごします

1960年代 大学生の彼はなんと日本の大学に通っていたそうです
その時同じ大学の学生だったマルヤマミドリさんと運命の出会いをします
その後二人は結婚 その後南アへ戻り・・・とは行きませんでした


その当時南アフリカはアパルトヘイト政権の混血禁止法というものがあり
その法律に触れるため
彼らは日本に住むことを余儀なくされたんです

日本に住んでいた30年間の間に
二人は マリー リサ ミキ という3人の娘を授かります

1990年ごろ
アパルトヘイト終焉の時が近づいていました
ネルソン・マンデラの釈放が間近に迫ったそんな時
前向きな変化の一端を担う時だと考え
ハンスとみどりは南アフリカに戻ります

一番の混乱の時 凄い勇気だなと感じます
南アに戻った彼らは1989年にオゥデ・ネクター農場を購入し、ブドウ栽培をスタートします

すでに結婚していた長女のマリーはアメリカ人の夫ホセさんも南アフリカに移住し、
南アフリカでの生活に加わりました。

ここで今のスタークコンデの当主 ホセさんの登場です!

ホセ氏(スタークコンデの当主)はグラフィックデザイナーだったので、
当初はケープタウンにスタジオを開くつもりでした
ところが、ワインへの情熱に目覚めてしまった彼は
スタジオづくりをやめてしまいます(沼の世界に足を踏み入れてしまったんです (笑))
職人的な細部へのこだわりと、セラーでの純粋主義的なアプローチで、
ホセはゆっくりとワインを発展させ、今日の地位を築いていきます。
元グラフィックデザイナーのホセさんは、今でもすべてのワイン・ラベルを自分でデザインしているのだそうです。



さぁ ワイナリーの名前が決まるまであと一息です!


「スターク』は、ハンスの母フランツィスカ・スタークへのオマージュ
「コンデ」は、アメリカに移住したキューバ人であるホセの父親に敬意を表しています

ハンスのお母さんは激しく強い独立心と止めることの出来ない好奇心の持ち主で
一家の中で最初にステレンボッシュに住んだ女性でした
ホセさんが若いころにお父さんがアメリカに移住することを決めます
新しい国での挑戦を決めたからこそ仕事に対する姿勢や技術への愛情が培われた
今の自分が作り上げられたと考え

スターク・コンデ  Stark Conde という名前でワイナリーが誕生しました


スタークコンデという名の中にこんなにも深い思いがあるとは全く知りませんでした

そんなスタークコンデのワインを今ヴィンテージ違いで2種類ご用意しています

スタークコンデ スリーパインズ カベルネソーヴィニヨン 2018 と2017です
Stark Conde Three Pines Cabernet Sauvignon 


このワインは ステレンボッシュのヨンカースフック・ヴァレーという小地区で採れたブドウから出来ています
ヨンカーズフック・ヴァレーは、カベルネの栽培に適した自然のままの渓谷です。
標高の高さ地形、冬に降る十分な雨量、そして渓谷を吹き抜ける乾いた涼しい南東風により、
この地域は高級ブドウの生産に最適な条件を備わっています。
スターク・コンデのブドウ畑は有機農法で栽培されており、エステートの80%は起伏のある原生林のままです。
植物群は、隣接するヨンカースフック国立公園の豊かな生物多様性を反映していて、フィンボスバイオームとして
ユネスコ世界遺産に登録されており、他の南アフリカのワイナリーでもそうですが自然豊かな場所にワイナリーがあります。


ワイン造りのスタイルは可能な限りシンプルでナチュラルにを心がけたアプローチ~


下記
スタークコンデ スリーパインズ カベルネソーヴィニヨンの詳細です
ブドウ品種等少しずつ年代により違いがあります


生産者名
Stark-Conde Wines
スターク・コンデ・ワインズ


商品名
Three Pines Cabernet Sauvignon
スリー・パインズ カベルネ・ソーヴィニヨン


ヴィンテージ
2018 2017

原産国  
南アフリカ

地方・地区・村  
ウエスタン・ケープ >  コースタル・リージョン > ステレンボッシュ W.O.ヨンカースフック・ヴァレー
 
品種  
2018年 カベルネ・ソーヴィニヨン 90%/プティ・ヴェルド 5%/カベルネ・フラン 3%/マルベック 2%
2017年  カベルネ・ソーヴィニョン 97%/プティ・ヴェルド 3%


醗酵 開放槽による主酵醗酵後、オーク樽にてMLF(無清澄)

熟成
2018 フレンチオーク樽熟成 20カ月(300L / 新樽比率50%)
2017 フレンチオーク樽熟成 22カ月(300L / 新樽比率70%)




ALC度数 14%

種類 スティルワイン

色 赤

味わい フルボディ

飲み頃温度 16℃


2018年はまだまだ若くフレッシュな果実の香りが占める割合がおおいのですが
2017年は1年しか変わらないのにぐっと複雑味が増しています

断然2017年が人気ですが
2018年も来年にはこんな感じ?と想像しながらお飲みください
まだまだ熟成による変化を楽しむことの出来るワインです

是非 飲み比べに来てみてください
お持ち帰りも可能です


最後までお読みいただき本当にありがとうございます!
今日も16時オープンです

こちらのワイン以外の本日のワインはSNSで✔してみてくださいね
素敵な週末を!

2023-09-29 13:47:20

コメント(0)

Dorrance Wines ドーランス ワインズ

おはようございます!

南アフリカワイン専門店 みたまり酒店です





ブログ 凄く久しぶりです・・・
近ごろ お手軽SNS投稿ばかりで全然更新していませんでしたが
これは書き留めておかねば!という素敵なワインと出会ったのでご紹介していきたいと思います





それは 1月のグラスワインに登場している
ドーランス・ワインズ Dorrance Wines です
昨年11月に日本初入荷したばかりの南アフリカワインです





ドーランスワインズはヘリテージ・スクエアにあります
そして 気になるヘリテージ・スクエア
調べてみるとなんとも素敵な場所ではないですか!!!!!








古くは、ここはパン屋、タバコ屋、鉄砲屋が商売をしていた場所で
近くには葬儀屋さんもあったそうです。
アパルトヘイト後期に、2000台収容の駐車場と高速道路建設のために取り壊されることになったのですが
大規模な民間保存プロジェクトによって大改修が施され歴史的な建物 オランダやジョージ王朝時代の外観に戻され
内部は今日の商業市場に合うように近代的に修復しました。





そして 現在、ヘリテージ・スクエアには、ケープ・ヘリテージ・ホテル、アフリカ・カフェなどの良質なレストラン、
1770年代からブドウの木を育てている中庭(椅子やテーブルがたくさんあり、ランチタイムには絶好の場所)があり、
現在もワイン用のブドウが実を付けているんです!





現在、ケープ・ヘリテージ・ホテルの敷地内にあるこのブドウの木は、おそらく南半球で最も古い実のなる木ではないかと推測されているそうです。南アフリカ一ではなくて 南半球で最も古いんですよ
凄くないですか!?




そして、現在では、約20リットルのワインに十分な量の実を付けているようです(このブドウの木については、ワイナリーとレストラン「ドランス」を訪ねてみてください)。





でたーー ドーランス!
ドーランスに行ったらこの木から採れたブドウのワインが飲めちゃうってことですか!!!!
飲んでみたい がぜん興味が湧いてきた

南アフリカを次訪れた時の行ってみたいリストを作ろう
ドーランスを勿論書き込みます







このヘリテージ・スクエアは、都市再開発プロジェクトとして最も成功したものの一つのようで
場所はケープタウンの中心部、ハウト通り、ブイテングラハト通り、ショーマーケット通りに挟まれ、
ファッショナブルなグルメスポットのブリー通りからもすぐのところにあるのだそうです
ここのホテルに泊まったらケープタウンのおしゃれスポットに色々行けるという感じショッピングやグルメをたっぷり楽しめちゃう。2泊はここのホテルに滞在したいな



という素敵なところにワインセラーとテイスティングルームがあります。
その外観は狭い入口、むき出しの花崗岩の壁、薄明かりに照らされた樽の列、古い鍛冶屋など、古き良き時代の歴史を感じさせる特徴的なものとなっています これから味わうワインに想像を膨らませることの出来る入口ですね

入口って大事
千と千尋の神隠しのトンネルぐらいこれからの物語を予感させてくれる 大切なものですね(昨日 岡田斗司夫さんのYouTube見過ぎてしまってつい (笑))







話をドーランスに戻します



Christophe & Sabrina
夫のクリストフと妻のサブリナ二人のドーランス・ワインズは
フランスの伝統的な手法を用いて繊細なワインを生産するというモットーの元、デュラン夫妻は、テロワールを表現し、伝統を重んじ、エレガンスを醸し出すワインを育て、紹介するための空間を創り出す旅に出ました。





カルヴァドス出身のクリストフは、1995年にケープタウンに移住、フランス製高級樽のサプライヤーとしての地位を確立
サブリナと出会い、二人で産地と個性を表現する南アフリカのワインを発見するための探求は、彼らの最初のワインである「キュヴェ・アメナ・シラー2000」のリリースにつながりました。



これ いまグラスでお出ししているワインです 無茶苦茶奇麗です






2004年には娘の誕生を記念して「キュヴェ・アナイス・シャルドネ」を、
2011年には世に知られることになった「カーマ・シュナン・ブラン」をリリース
こうしてスター揃いのラインナップを完成させます。




需要が高まり、既存のインフラでは維持できなくなります、
著名なレストランやワインショップで販売されてはいましたが、
ワイン愛好家がドーランス・ワインズのワイン作りの哲学やブランドを支える人々との
交流を体験できる場所がない事は、自らの成功の犠牲者となっていると考え
このヘリテージ・スクエアのテイスティングルームを新しくオープンします。

哲学や味わい畑の話をこの素敵な世界観のある部屋で聞いてみたいですね


完璧な表現を実現するために、クリストフは
ユニークな畑の立地、早摘み、厳格な選別が重要である。
「美しく健康な果実から、低いPH、高い自然な酸、低いアルコールを持つ
よりバランスのとれたワインを形作る」と考えます











そんなドーランスの当店取り扱いワインです




DORRANCE BLANC ー ドーランス ブラン2020

厳選されたシュナン・ブランのブドウから自然に作られたワインです。
ジャスミンの香り、白桃のアロマ、わずかにオークの香りが感じられ、
生き生きとした酸 ミネラル感を感じる味わいエレガントで滑らかな味わいが特徴的です。
このシリーズは、フレッシュさ、バランス、素晴らしい飲みやすさが特徴の白ワインです。
ブランは、シュナン・ブラン100%。
スワートランドの各所にある花崗岩土壌の畑のブドウを使用しています。
このフレッシュさを楽しむためにも早めに飲むのがおすすめの1本です


醸造
果実はすべてホールバンチで処理。破砕や除梗は行わない。
ステンレスタンクで発酵させ、4ヶ月間きれいな澱とともに熟成させます。
醗酵前と醗酵後の硫黄以外の添加物は一切使用していません。

ブドウ品種 シュナンブラン
ヴィンテージ 2020
アルコール 12.5%
トータルアシディティ 6.1
残糖 2.1








DORRANCE Rouge ー ドーランス ルージュ 2020

このシリーズは、フレッシュさ、バランス、飲みやすさを重視しています。
ルージュは100%サンソーから作られています。
スワートランドの様々な土壌の畑から収穫されたブドウを使用しています。


スミレ、スパイス、ペッパーの香りが幾重にも重なり
赤い果実の香りが漂う魅惑的なサンソーです。
ミディアムからフルボディの味わいは、繊細なテクスチャーで、
しっかりとしているが親しみやすいタンニンと、フレッシュで
余韻の長いフィニッシュが特徴です。14℃がベスト。


醸造
破砕や除梗は行わず、すべてホールバンチで処理します。
70%はステンレススティール、30%はフレンチオークの古樽で熟成させます。
醗酵前と醗酵後に硫黄を添加する以外、葡萄に何も加えません。


ブドウ品種 サンソー
ヴィンテージ 2020
アルコール 13.5%
トータルアシディティ 3.52
残糖 2





上記2アイテムもグラスでお出ししていましたが
大人気!
特にルージュのスパイシーでペッパーの香りが病みつきになります
このレンジ凄いぞ!!って感じの2アイテムです













そして下記3アイテムがまた凄いんです!!!

まずは昨日までグラスでお出ししていたシャルドネ

DORRANCE Chardonnay Cuvee Anais ー シャルドネ キュヴェ アナイス 2019

ワインメーカーの次女から名づけられたキュヴェ
絶妙なまとまり感があります。
アメリカでは南アのブルゴーニュだと言われている
気品あふれる白ワインです。
最高品質のエルギン/フランシュホックの畑から。
完璧に統合されたオークが、幾重にも重なる表現
豊かなフレーバーを調和させ、美味しく複雑な全
体像を作り上げています。
非常に長く、フレッシュで鋭いフィニッシュ。緑がかっ
た淡いゴールド色。冷えたクリームとバターポップコ
ーンの香り。メロン・カード、白い花、レモン・ピール
のジューシーな風味をもたらす鮮やかで素晴らしい
酸味が、素晴らしいミネラル感とともにクリーンな後
味に残ります。熟成には友人が送ってくれる高品質なブルゴーニュの
古樽を使用しています

こちらは開けてからの持ちも凄い!
熟成の可能性が感じられます
今でもとっても素晴らしく美味しいのですが
5年ぐらいして もう一度出会いたいな
数本は隠し扉に入れておきますね
そのあとは 8年 10年・・・・売るワインがなくなってしまいますね (笑)

これはお客様にお任せした方がよさそうですね




ブドウ品種 シャルドネ
ヴィンテージ 2019
アルコール 13%
トータルアシディティ 6.1
残糖 2.3
土壌 ライムストーン
樹齢 24年
生産本数は 8000本







そして本日からグラスで開けます!!

DORRANCE KAMA Chenin Blanc ー カーマ シュナンブラン 2020

この素晴らしいシュナン・ブランは、パーデバーグ地区の
古いブッシュ・ヴァインから選ばれ、丁寧に手作りされています。
並外れた凝縮感と複雑性を持ちながらも、豊かさとピュアなワイン
その味わいは繊細で自然な酸味に支えられています。
スワートランドのシュナンブラン 80%からは
ワインにボディとミネラル感を与え
フランシュックのシュナンブラン 20%からは
ミネラル感と高い酸味を与えてくれます
卵型のコンクリートで発酵と熟成を行っています

クリストフは、妻でありビジネスパートナーでもある
サブリナに敬意を表してこのワインを造りました。

カーマとはカマストラの意味で
プレジャーオブセンスの喜びという意味だそうです








そしてこちらもグラスで開けていて
大好評の赤ワイン

DORRANCE Cuvee Ameena - ドーランス キュヴェ アナメ シラー 2019

スパイシーでしなやかなタンニンに支えられた、
鮮やかでピュアな甘い果実の喜びを表現しています。
エルギンとパーでバーグのブドウを組み合わせたことで、北ローヌを彷彿とさせる、まるでサンジョセフのような
親しみやすいがエレガントで抑制されたスタイルに仕上がっています。
ワインメーカーの娘にちなんで名付けられたキュヴェ・アメナは、
オープンファーメーション 天然発酵
新樽20%のフレンチオークで18ヵ月間熟成。
清澄されていますが、無濾過なので沈殿物が出ることがあり、デカンテーションが必要な場合があります。


ブドウ品種 シラー
ヴィンテージ 2019
アルコール 13%
トータルアシディティ 6.1
残糖 2.2
土壌 風化した花崗岩
樹齢 26~28年

2021年プラッターにて2019VT ドーランス キュヴェ アナメ シラー 5スター

といったラインナップです






それぞれが それぞれの最高のパフォーマンスを感じる素晴らしいワインばかりです
是非飲んでみてほしいそんなワイナリーのワイン達です



久しぶりのブログ相変わらず
あっちふらふら こっちふらふらとまとまりないにも関わらず
最後までお読みいただいてありがとうございます。

今日も16時オープンです

美味しい南アフリカワインと一緒にご来店お待ちしております。

2022-01-14 13:52:28

コメント(0)

大人の給食会

おはようございます!

そして 久しぶりのブログです


12月21日 火曜日

南アフリカワイン専門店 みたまり酒店です







なんか 久しぶり過ぎて書き出しも忘れてしまいました

12月17日 金曜日にワイン会をしました



 




テーマは『大人の給食会』

毎年12月 当店では 勝手にサンタプロジェクト!!を行っています






南アフリカワインに出会って

南アフリカワインの美味しさに触れて感動を与えてもらい

南アフリカワインを売ることで沢山の方々と出会えて

多くの幸せをもらいながら息子と楽しく生活させてもらっています






そんな 南アフリカワインにほんのちょっとだけ

お礼がしたいな、だったら

子を持つ親として

子供の笑顔の役に立つことをしたいと考え

始めたのが この 「勝手にサンタプロジェクト!!」です






毎年 ドルニエのココアヒルを中心に

子供の教育支援を行っているワイナリーさんのワインを

グラスワインのメニューに載せて

お客様には楽しく 美味しく飲んでいただいて

知らない間に サンタさんになってもらおうというコンセプトで始めました





あまり シリアスな話はなぁ~と思っていたので

詳しいお話は避けていましたが

今回 カルメンさんの給食援助の話を聞くにあたり

やはり少しお伝えしたいなと感じました







まず 南アフリカではアル中が社会問題となっています

これは 前にもお話したかと思いますが もう一度

なぜ ここまでアル中が増えたのかというと

やはり話は アパルトヘイトまでさかのぼります





ワイナリーで働く黒人労働者に

お金ではなく ワインが支払われていました

こうして アルコールに溺れてゆく人々が増えていきます

男性は 家庭内で暴力をふるったり

女性は 妊娠しても アルコールを辞めることが出来ず

運動能力や知的障害を抱えた子供が産まれたりしました

現在はそういうことを繰り返さないようにする取り組みは勿論

そういった子供たちを支援する活動もワイナリーでは積極的に行われています

支援活動は行われていますが

まだまだ貧困層では問題が山積みとなっています。



 





そして カルメン スティーブンス ワイナリーのワインは

給食プロジェクトという社会貢献を行っているワインです




始めたころは 3つの学校からスタートしたそうです

人数に換算すると4~500人だったそうです

それも 毎日では無くて 1週間に3回といった感じでしたが

現在はなんと114の学校で

25531人の子供たちのお腹を満たしています








さらに驚いたことに

給食=昼食と思っていたのですが

なんと

朝 昼の2食を提供しているスクール

帰っても食べることの出来ない子供たちに

アフタースクールでも食事を提供しています

3食です1日分の食事






カルメンさんも子供のころ

お母さんが工場で働いていて、毎週金曜日に給料をもらえて、

その日はサンドウィッチとか食べれたそうですが

日を追って 木曜日とか、金曜の朝は食事が無い時もあったといいます





そんな幼少期の記憶もありますし

勿論 今でも貧困地区では家にいても食事がない家があります

「学校に来たらご飯食べられるよ」と呼び掛けを続けているそうです。







南アフリカの貧困を抱える子供たちにとって

給食は 生きるための大切な1食となっています


お腹が空きすぎて 泣きじゃくる子

動けず何もできない子

そんな子供たちの空腹を満たすことは

集中力を高めるエネルギーとなり

成果が上がることにつながっています



学校に来ることで 栄養を取ることができ

基本的な事が出来る成果へとつながっています







 











そんな命をつなげる給食 1食いくらかかると思いますか?


答えは 20円!!

先日学校のお便りで観た

中学校の給食は1食 300円 それでもかなり安いと思いましたが





1食 20円です(R2.81 ランド)

1週間 5日で 99円(R14.05)

1か月で 396円(R56.18)このあたりで日本の学校の給食1食分

1年で 3916円(R556.19)です





勿論 20円という中で

ワクワクする給食というのはかなり難しいようです

牛乳は毎日出すことはできず

1週間に1回程度

米、トウモロコシが主体で

後は

魚やバターナッツなどなど

13の食材をローテーションで出しているそうです







これから 夏休みに入り

学校が休みになると食事を摂れない子供たちが出てくることを

凄く心配されていました





先日お店に買い物に来られた年配のお客様

うちの息子を見て 「いくつ?」と尋ねられ

「12歳です」と答えると

終戦を迎えた時の年だなぁと

6年生の時に終戦を迎えたお話をしてくださいました

中学校ではマラソンをするよと

先生に河川敷に連れて行かれ

草むしりをさせられたと

その草を小麦に混ぜて

かさ増しして焼いて食べたという話

このカルメンさんのお話を聞く数日前の出来事で

カルメンさんの話とおじいさんの話が頭の中で巡っていました

育ち盛りの幼少期

本当にひもじかっただろうな

ひもじい思いをさせてしまう親も辛かっただろうなと


かなりシビアな状況です

でもきっと少しずつ変わっていくはずと感じています

2011年3校からのスタートがたった10年で114校 35倍以上の伸びです

カルメンさんのパワーの凄さが分かるエピソードがあります




カルメンはステレンボシュのケープフラット、いわゆる黒人やカラードと呼ばれる

有色人種が住む貧困地区で育ちました。




中学生の時に母親が持っていた小説を読み、ワインの世界に興味を持ち、

「ワイン醸造家になる」という夢を抱いた。





1990年 この時代、南アフリカは、世界中から非難を浴びた悪しき

アパルトヘイト(人種隔離政策)が終わりを迎えようとしていましたが、

この国の未来に不安を抱く人々が各地で暴動を起こしていました。

そんな時にカルメンは高校を卒業。ワイン業界の門を叩きます。




しかし、ステレンボシュにあるエルセンバーグ農業大学は、

彼女の入学を拒否。当時は白人学生しか入学できなかったからです。

普通はこの時点で諦めてしまいますよね

私なら 首をぐったり下げて しょうがないとあきらめていると思います

がしかし カルメンさんは違います






1991年 再度エルセンバーグ農業大学に入学申請を行います。

でも 結果は同じ理由で拒否されてしまいます。




それでも彼女は南京錠を作る工場で働きながらイースターにチョコレートを販売したり、

ケープタウン駅で靴を売ったりしながら生活を続けながらも

1992年 再度エルセンバーグ農業大学に入学申請したが、

「彼女は軍事訓練を受けていないし、農業のバックグラウンドが無い」という理由で再び入学を拒否されます。




彼女は諦めず、工場で働きながら通信教育で農業のディプロマ・コースを受講し修了しました。

カルメンは「絶対入学できる」と強い気持ちを持ち

1993年 ついに4回目の入学申請で入学を許可されました。



この時、彼女は大学に再び入学拒否をするなら、このことを暴露しますと訴えました。

そうしてようやく入った大学ですが、

大学生活は大変だったようです。

黒人の女性ということで、周りの学生や先生からの差別や侮辱を受け、

時にはパニック障害になり、もう少しで学校を辞めよと思うところまで追い込まれたそうです。




それでも彼女は考え 学校に今の実情を訴えたそうです

そうすると、いじめは直ぐに止みだそうです







1994年 (南アフリカ社会)アパルトヘイト終了。

マンデラ氏が率いる新生南アフリカの誕生と本格的に民主化がスタートし翌年の

1995年

カルメンは大学卒業します。

彼女は「大学生活はとても大変だったけど今はとても嬉しい。」と、大喜びしました。

白人のそして男性中心のワイン業界の中で、南アフリカワイン史上初の黒人醸造家となりました。








その後、ディステル社に入社。

黒人の地位向上プロジェクトがスタートし、彼女が担当したワイン、

Tukulu(トゥクル)・ピノタージュ1999と2001が南アフリカ・ヴェリタス・アワードで金賞を受賞します。

彼女にとって最初のヴィンテージだった1999年は2000年の南アフリカ・トップ10ピノタージュに選出されました。




その後、インターンでカリフォルニアやフランスでの収穫を体験。

同じステレンボシュにあるアマニ社に移り8年間在籍します。

カルメンさんが作るアマニのワインとても好きなワイナリーの一つでした










2008年 デカンター・ワールドワイン・アワードのボルドー赤品種部門で

2006アマニ・カベルネフラン・メルロがトロフィ(世界一)受賞。

 その後、アマニはオーナーの病気が原因でワイナリーは無くなってしまいます。

彼女は自分自身のブランドを立ち上げようとしましたが、才能はあっても銀行は融資をしてくれませんでした。






2009年 カルメン・スティーブンス財団設立。目的は西ケープ州の空腹児童に給食を提供するプロジェクトです

カルメン曰く、「貧しい地区の子供達は、何も食べずに学校に来る子がいるので、

空腹と栄養不足で学校で倒れたり気絶したりします。」と。

空腹で気絶という現実がいまだあります。家の中を見渡しても食べ物で溢れている日本に居て想像するのが難しい事でした






2011年 イギリスのNaked Wine社から援助を受け、自身のワインブランド立ち上げ。

醸造所はアマニが貸してくれました。初ヴィンテージは2014。イギリス、アメリカを中心に輸出を開始します。





2017年 ビジネス・ウーマン・アソシエーション主催の西ケープ州の農業輸出部門で、トップ女性起業家賞受賞。



2019年 南アフリカで最初の100%黒人だけで運営するワイナリーとして登録。

南アフリカ最優秀スモールビジネス起業家賞受賞(主催:サンラム&ビジネスパートナーズ)。

現在に至るといった感じです


それにしても ブラハムのヒーシーさんといい

カルメンさんといい なんてパワフルな人たちが多いんだと

驚かされます。


ポールクルーバーの家族の学校の話も心に残っています




南アフリカのこういった子供たちの生活は

少しずつではあっても、必ず減っていくと思える

明るい未来を感じます

カルメンさんだけではなく

多くの他のワイナリーさん達も動いています




微力ながら日本からもエールを送れるはずと思っています



勿論こういったシビアな話で人の為になるからと

ワインを楽しむのは違うとも思います

でも どのワイナリーのワインも素晴らしく美味しいワインです

美味しくて手に取ったワインが

未来の子供たちを応援するワインだとしたら

ダブルで嬉しくないですか?





今週は そんな カルメンさんのワイン

スパークリングもメルローもグラスでお楽しみいただけます












そして このラベル寅です!


干支ラベルとしてもお使いいただけます

因みに カルメンさんは 亥年であることが判明しました(≧▽≦)

Chinese Zodiac in Japan 干支て英語でこういうのか・・・

Your Japanese zodiac sign is the Boar.

なるほど なるほど

このサイトとても役立つ

https://yolo-english.jp/zodiac-13788

ムッチャまとめてくれている

後でゆっくり

と、少し話それましたね

いつもの事ですが・・・・








今年も今日を入れて8日間となりましたが

年内 サンタプロジェクトやっています

美味しく飲んで 子供たちの笑顔を作る

そんな南アフリカワインを楽しんでくださいね

 



 


今日のワインリス

スパークリング

★カルメン スティーブンス サヴィ スパークリング

白ワイン

★ビーズニーズ

★ドルニエ ココアヒル シュナンブラン

★フィーストアンドヴァイン シャルドネ

赤ワイン

★ビーズニーズ

★ドルニエ ココアヒル レッド

★ハーテンバーグ カベルネ/シラー

★ハーテンバーグ シラー

★カルメン メルロー

★ジャーニーズエンド カベルネソーヴィニヨン

を中心に開けています

その他

本日の白ワイン

本日の赤ワイン

ボタニカ フラワーガール アルバリーニョ

クルーガーファミリー パーリーゲーツ リザーブ2019
をグラスでご用意しています




 




今日も 16時オープンです

24日 25日は時間帯によっては満席となっております

早めにお問い合わせください

また お持ち帰りプレートのご予約も

木曜日には締め切らせていただきます

22日 23日のお渡しは都合により中止させていただきました

ご迷惑をおかけいたします

よろしくお願いします。

2021-12-21 16:38:17

コメント(0)

睡眠導入剤代わりにお読みください クイズの答え

あまりにも長くなってしまったので
夜 眠りを誘う読み物としてでもご覧ください (汗)

昨日クイズで出したこのワインは何でしょうクイズ 
ドゥルドゥルルルルル
ジャン!
 

正解は

ステレンラスト・MCC・ロゼ・スパークリング
ーStellenrust MCC Rose Sparkling!!

 
きっとかなりの人が気づいていましたね ・・・

 
このスパークリングワイン当店でもとても人気の1本です

グラスでの提供はもちろんですが

贈り物としても、とてもお勧めの1本です!
 
凄いがいっぱい詰まったスパークリングワインなんです。

なんといっても有名なのが

ワールド・スパークリング・ワイン・チャレンジ2015 で

1位を獲得したワインです。

ふぅうーんって思っていません?

競った相手が凄いんですよ
 
きっとワインをそんなに飲まれない方でも知っているであろう 

ドンペリニヨンだったり

しかもヴィンテージもの2005ですよ

他にもクリスタル2006もエントリーしていたにも関わらず

それらの素晴らしいシャンパーニュを蹴散らして1位に輝いたんです

その時参加したワインが

トップワイン サウスアフリカのページに

載っていました

いやほんと 有名どころがいっぱいです
 
その価格差10倍なんてもんじゃない!!

南アフリカの瓶内二次発酵のスパークリングワインの

品質の高さを証明したワインといえるのではないでしょうか?
 





さてどんどん行きます

このスパークリングワインの凄い




その2

それは使われているブドウ

多くのシャンパンには

シャルドネ(白ブドウ)

ピノノワール(黒ブドウ)

ピノムニエ(黒ブドウ)などが

ブレンドされて作られています

ここ掘り下げると

シャンパンのお話になってしまって

とても長―――いっ!では、すまなくなるので

ここはさらっといきますね
 
一方このステレンラストのロゼスパークリングの品種は

シュナンブラン(白ブドウ)

シャルドネ(白ブドウ)

カベルネフラン(黒ブドウ)

です
 
シャンパンによく使われる

ブドウシャルドネ以外は

ピノノワールもピノムニエも使われていません

ステレンラストによると

ステレンラストは、2010年に南アフリカのワイン

シーンにユニークなものをもたらしたとかかれています。

それこそが、初のフルクレマンスタイルの

Methode Cap Classiqueです!

つまり伝統的なシャンパーニュの手法で作られた、

伝統的な品種を使用しないスパークリングワインです!!
 
要はシャンパンと同じ方法で作っているけどシャンパンに

よく使われるブドウは使ってないスパークリングワインを

作りだしたよ♪と


そして現地ではステレンラストのロゼスパークリングは

Stellenrust Clement de Lure MCC NV

ステレンラスト クレマン ド ルアー
と名乗っています

フランスのロワールの渓谷に伝わる伝統的な発泡性ワインの

スタイルで作られていることから本家クレマン・ド・ロワールを

もじって名付けられています。 

そしてLureは魅力という意味

ステレンラスト クレマンの魅力

なんておしゃれな洒落の効いたネーミング

素敵ですね

ステレンラストのサイトによると

誘惑という意味が込められているそうです

ステレンラスト MCC ロゼ スパークリング

2つ目は 南アフリカで始めてクレマンドロワールの

スタイルで造ったスパークリングワインという事でした。
 





凄いのはよくわかった

で、肝心の味わいは?

とてもいい香りです (笑)




リンゴ、レモン、サクランボ、イチゴ、

レッドベリーに、桃も、あとスパイスの香りも感じます。

澱との接触によって香るパンやクリーミーな香りも感じられます。

爽やかでスッキリした酸味、長く続くキメ細な泡

とてもエレガントなロゼスパークリングです


 
現地でのおすすめレシピは
 
クランベリー・ドレッシングをかけた新鮮な牡蠣や

スパイシーなシーフード料理との相性は抜群!

コリアンダーを効かせた新鮮なガーデンサラダとの相性も抜群!

とありました

読みながら うんうん間違いないと

頷きました




 
因みに今回はどうしても豆乳鍋が食べたかったので、

どう歩み寄ろうか?と考えました

ということで

ベースのお出汁を中華風にして味噌と醤油を隠し味に使い

豆乳鍋にしました

食べるときに山椒とラー油を少々

とってもおいしゅうございました

お試しあれ(≧▽≦)
 
お祝い事やパーティでも楽しめる1本

年末年始に向けて何本かストックしておくことをお勧めします


 
ちょっと話は戻るのですが

2015年のトップ10本

他に3本も南アフリカのスパークリングワインがランクインしていて

やるな!!南アフリカって一人喜んでいます (笑)




 
 
さてここからはワインの作りについてなので

ご興味がある方のみお読みくださいね

半分自分のための覚書のようなものです。
 
 

生産者   ステレンラスト Stellenrust
原産国/地域        南アフリカ/ステレンボッシュ
タイプ   ロゼ・泡・辛口
主要品種              シュナンブラン 48%
カベルネフラン 44%・シャルドネ8%
アルコール度数   11.5%
容量       750ml
ヴィンテージ      NV
ワインメーカー: Tertius Boshoff テルティウス・ボソフ氏読み方あってますか?不安です
pH         : 3.1
残糖: 5.2 g/l
トータルアシディティ: 8.1 g/l
 





収穫について


樹齢32年のシュナン・ブラン 
仕立て ブッシュヴァイン 
土壌 花崗岩 ボッテラリー地区の畑
 
樹齢10年ののシャルドネ 
仕立て 棚仕立て 
砂質土壌 ボッテラリー地区のの畑
 
16歳のカベルネフラン 
仕立て 棚仕立て 
風化した花崗岩 ヘルダーバーグ地区の畑
 



ブッシュヴァインに関しては

過去のステレンラストのシュナンブラディの時に書いています
https://www.mitamari.com/app/Blogarticleview/index/ArticleId/1012
 
シュナン・ブランとシャルドネは18度で収穫し、

カベルネ・フランは20度で少し熟してから収穫しています。

カベルネフランだけ糖度が違うのは、早く収穫し過ぎると

未成熟の時に出る 青臭さや葉っぱのニュアンスが出すぎてしまうので、

酸をキープしつつもしっかり熟成させ

熟した赤いチェリーやベリーがより多く感じられるように

するため少し遅めに収穫されています。

熟したレッドチェリーとベリーのニュアンスを大きくしつつも、

フレッシュさとピュアさを維持することにいいタイミングでの

収穫時となっています。

本当にきれいなベリーの感じが出ています
 








醸造


全房でプレスした後、最新の機械で最もピュアな果汁だけを

取り出します。

シュナン・ブランは、野生酵母でステンレスタンクにて発酵させ、

7ヶ月間発酵澱と共に熟成させます。

シャルドネとカベルネフランも野生酵母で発酵させますが、

ステンレスではなく3年~4年目のフレンチオークで

同じく7ヶ月間の澱と共に熟成させます



その後、シュナン・ブランとブレンドし、清澄して瓶詰めします。



1週間かけて特別な酵母を培養し、糖分を加え王冠で瓶詰めした後、

瓶の中での二次発酵を開始、

厳しい監視下で4週間かけて行われ、その後圧力が測定されます。

発酵が完了した後、

ワインはボトルの中で18ヶ月以上熟成させ、

頻繁に動瓶を行いながら、

発酵した澱の上で熟成させた後、

デゴルジュマン澱引きをしてコルク栓をします。





その後さらに3ヶ月間寝かせてからリリースされます。


タンクと樽での一次発酵後8ヶ月

ボトルでの二次発酵後18ヶ月

瓶詰後3か月寝かせて出荷
 
というスパークリングワインです







 
以下インポーターさんのサイトと

ステレンラストワイナリーのサイトより

ステレンラストエステートについて・・・

以前と重複している部分もありますが少し書き足しています


 
設立は1928年
南アフリカ・ステレンボシュ地区の名門
家族計画のワイナリーさんです。
2012年ロンドンオリンピックの採用ワイナリー


 
家族経営のワイナリーとしては、ブドウ畑だけで400haを所有、
ステレンボシュの中でも大きい方に入るそうです。

畑は2箇所
先ほどのMCCでも出てきたヘルダーバーグとボタラリーの両地区。

両方とも、ステレンボシュの中でも良質のブドウの取れる産地
ヘルダーバーグはゴールデントライアングルと呼ばれる
赤ワインに優れた産地
のこり半分はボタラリーヒルズの高台に位置しています。
こちらは涼しい気候とケープタウンから吹き込む午後からの
海風で有名な産地で、素晴らしい白ワインと赤ワインの両方の
ブドウを育てています。

ステレンラストは
白は特にシュナン・ブラン、赤はピノタージュ、シラーズと
ボルドー系品種などを得意として
シュナン・ブランは毎年好評かでプラッターでも高得点の生産者です。


当店が勝手に参加
 
現地のイベントと一緒に行う

シュナン・ブランデイのイベントでも

いつも一番人気のワイナリーさんでもあります。








またこのワイナリーは2012年ロンドンオリンピックの

公式ワイナリーとして選ばれています。

2012年のラベルが出来る!南半球なので収穫が早いため。

北半球より半年ほど早く2012年ヴィンテージのワインを

作ることが可能でした。


また、ステレンラストのワインはフェアトレードのワインで

ありながら高品質

375mlで400万本という数のワインが用意できる

フェアトレードの基準を満たす南アフリカ最大のワイン生産者

またフェアトレードだけではなく、ネルソン・マンデラ元大統領の

誕生日会に供された名門ワイナリーとしても知られている

このような様々な理由からオリンピックワインとして選ばれたのでした。





因みに、2012年ビンテージのオリンピック・ワインにはシュナンブランの白

ピノタージュ、シラーズ、メルローから成るロゼを提供したのだとか。

リサイクル可能な750mlと187mlのペットボトル入りで用意されたのだそうです。




 
また2005年には、農場で働く人々が長年にわたってワイナリーに

与えてくれたものを少しでも還元し、彼らの勤勉さと忍耐力に

報いたいと考えた結果。

農場の70人の常用労働者を、農場で私たちと共に暮らし

成長してきたという思いから。彼らを400haの農場のうち100haの大株主とする

ブラック・エコノミー・エンパワーメント

という取り組みも成功させています

この成功もステレンラストの誇りの一つとなっています。

ステレンラストは、何世代にもわたって受け継がれてきた

ワイン造りのスキルと、"where excellence meets winemaking 

卓越性とワイン造りの融合 "というモットーをすべてのボトルに

反映させている、南アフリカで最大級の家族経営のワインエステートです。










つづく・・・
 
つづくかーーーーーい!って突っ込んでいただけました? (笑)

だって他にも、まだ書いていない素晴らしいワインがたっぷりあるので(≧▽≦)♪
 



毎度毎度

下手な文章を最後までお読みいただきありがとうございます。

ちょっと今回は分かりにくかったかなと反省しています
 
さぁ 今夜はどんな南アフリカワインを飲もうかな

あ!もうクイズはしません (笑)

皆さんの洞察力が凄いので (笑)(笑)
 
皆さんも素敵なドリンキングタイムを~
 

2021-09-07 17:10:45

コメント(0)

ケープペール ドライ 飲んでみた

おはようございます 

南アフリカワイン専門店 みたまり酒店です

8月30日のブログです



ケープ・ペール・ドライ
KWV Pale Dry


シェリースタイルの南アフリカワイン飲んでみました!



 






シェリーが久しぶりだったので
元祖というか本物のシェリーと
飲み比べ

スペイン産シェリーの方は
コロシア フィノ
Colosia Fino



 

 
見た目も全てが対照的です






先ずは

ケープ・ペール・ドライ
KWV Pale Dry



色調は琥珀色に輝いています
ちょっとビックリ
この色で正解?と思ったくらい

アーモンドやキャラメル杏仁に杏の香り
ドライですが若干甘味が感じられます

イメージとしては紹興酒みたいな感じです

という事で
中華と頂きましたが
酢豚やオイスター煮などにとてもよく合いました
コクのあるお料理と特によく合う印象を受けました
 


鯉コクなんかとも合いそう
長らく鯉こく食べてないな
鯉コクというか 鯉そのものを食べていない気がする
京都行きたい・・・
鯉のあらい食べたい・・・

話が遥か彼方に行きそうなので






次は

シェリー コロシア フィノ
Colosia Fino

 


グリーンも感じるレモンイエローの色調で
フレッシュな酸に、ナッツ類やパンの香り、わずかに塩味を感じで
フィニッシュはとてもドライ
爽やかな味わいです
キリリと冷やして

そうそう フィノってこんな感じという味わい

コチラは同じ中華でも
セロリとイカの炒め物によく合いました

 


サラダ巻きとかのお寿司なんかとも合いそうだな

といった感じです




ケープ・ペール・ドライ
KWV Pale Dry

コクのあるお料理にとてもいいですね
しかもこのお値段はお手頃





今夜は中華だって日に是非お試しいただきたい1本です




ちょっと余談ですが
この頃 音声でメモ帳に残しているのですが
キャラメルの香り1人とメモされていた
1人? 音声聞き返すと 杏仁と言っている
an 人 で 一人???
なんだろう 凄く賢い?
ちょっと笑った朝でした



ワイン情報

ケープ・ペール・ドライ
KWV Pale Dry

ブドウ品種 シュナンブラン、コロンバール
アルコール度数 17.62%
産地 西ケープ州
本物のシェリー同様
ソレラシステムで酵母に接触させて作られています
やや辛口

杏やはちみつ、バタースカッチ、ナッツのフレーヴァーがあり、やや辛口の味わい。



alc: 17.62%vol  
 rs: 14.09 g / l  
 pH: 3.49  
ta: 5.14 g / l




シェリー コロシア フィノ
Colosia Fino

「フロール」の下で最低3年間熟成。
熟成方法 生物学的熟成(フロール酵母の働き)で作られています。
ワイナリーが海風の近くにあることで、ワインに特別な個性を与えています。
 
ブドウ品種 パロミノ
アルコール度数 15度
ビオロジカルワイン
ノンフィルター



週の始まり 月曜日

素敵な1日でありますように

そして 素敵な南アフリカワインと今週もたくさん

過ごしていただけますように



 

2021-08-30 10:29:47

コメント(0)

ボスマンについて

お久しぶりです

南アフリカワイン専門店 みたまり酒店

8月26日 木曜日のブログです


昨夜飲んだ南アフリカワイン



ボスマン ナチュール&サン グルナッシュノワール 2020

Bosman Nature & Sun Grenache Noir


この時期というか

この年にぴったり

優しいんです

赤が苦手な 姉も

これは 好き! 美味しい 飲めると

絶賛してくれました (笑)


 



ワインの詳細は ぐっと下の方へ

まずはワイナリーさんのお話から

ワイナリーの名前は

BOSMAN FAMILY VINEYARDS
ボスマンファミリーヴィンヤーズ



8世代にわたって、ウエリントンのブドウ栽培者です

その誇り高い伝統が基盤となり、

革新性と持続性が自然に生まれています。


8世代凄いですね 京都の老舗のようですね

始まりは

1707年、喜望峰に到着した最初のボスマンは、

ヘルマヌス・ランベルトゥス・ボスマンでした。


彼はドラケンシュタインのコミュニティの「シエケトルースタッフ」となったそうです。

なんだその「シエケトルースタッフ」?

ってという事で調べました

英語の辞書には載っていません

アフリカーンス語でした
もともとの由来はオランダ東インド会社に仕えた役人で、
平信徒の説教師として、礼拝を行ったり、病人を訪問したり、
子供を教えたりする人たちの事だそうです




そんな初代ヘルマヌス・ランベルトゥス・ボスマンのルーツを

代々受け継がぎ介護の伝統を築き上げてきたので

家紋には、「信仰、希望、愛」というモットーが刻まれており、

この言葉が家族のコミュニティでの活動の原動力となっています。






少し戻って1669年

ケープタウンから車で約1時間のウェリントンにある

グレンフォンテーン農場は、フランスのユグノーである

フィリップ・ドルーインに与えられていました。


その後、いくつかの所有者を経て、

1810年にボスマン家に嫁いだマラン家が購入しました。



ボスマン家は、1957年までこのエステートでワインを生産していましたが、

ブドウの木の苗床に焦点を当て、ケープワイン産業のために

挿し木や苗作りに取り組むようになります


8代目のペトリュス・ボスマンは、名前がペトリュース!!もう申し子ですね

家族の長年の夢に立ち返り、270年という歴史あるセラーを改装し

2007年最初のワインをリリースしました。




今日、ハーマナス・ボスマンの子孫は、責任ある手作りのワイン造りに

専念するというボスマンの遺産を誇りを持って守っています。



また ワイン造りを復活させた今も

苗木や挿し木の仕事も続け

一年を通して安定した仕事を続ける事ができます

Bosman Family Vineyardsは、労働者の信頼を通じて

所有権を拡大することから、農場コミュニティでの

社会的プロジェクトを主導することまで、

環境的および社会的責任をビジネスの構造に織り込む

革新的なモデルで、地元のワイン産業を活性化するパイオニアです。







ボスマンのHPには

私たちは南アフリカとそのワイン産業の未来を信じています。

この中で私たちは、私たちのコミュニティと環境を持続的に

成長させることにより、出所とプロセスの両方で優れたワインを

生産することに取り組んでいます。

ボスマンアダマは、包括的で変革されたワインビジネスです。

2009年には、260人の常用労働者がこの事業の26%の株式を取得しました。

これは、西ケープ州のブドウ栽培およびワイン栽培業界で

重要な役割を果たしています。

今日まで、これは南アフリカのワイン産業の歴史の中で最大の農地改革取引です。


ボスマン家とアダマトラストのメンバーの間の相互合意は、

コミュニティだけでなく、彼ら全員が故郷と呼ぶ環境のために

持続可能な未来を構築するプロジェクトを作成し、

実行するために継続的に努力することです。


とあります。

環境が故郷 良い言葉ですね

そう思えば より身近に大切にしたいと思えますね






また

ボスマンファミリーヴィンヤーズは、

2009年からフェアトレード認定のプロデューサーです。







現在は、ワイン造りのみを行っているわけではありません。

挿し木、苗造りも継続して行っています。

そしてそれらは南アフリカ中の農場へ提供しています。

それは ただ単に 苗木を売るという事ではなく

苗造り、栽培、醸造まで全ての工程を最初から最後までケアすることが

出来る特殊な環境を作り出しています

そうすることによって農場のすべての人にとって

一年中十分な仕事を得ることが出来ます。

この勢いを維持するために、ボスマンでは人々とその可能性に投資し、

すべてが繁栄し、集合的に価値のある遺産を生み出すことができるように、

まとまりのある持続可能なコミュニティの構築に焦点を当てています。

社会の在り方として凄く大切なことですね






という ボスマン ファミリー ヴィンヤーズという南アフリカのワイナリーでした






長いでしょう (笑)

そして 素敵なワイナリーさんですよね


ボスマン ナチュール&サン グルナッシュノワール 2020

Bosman Nature & Sun Grenache Noir



醸造について~

畑 ウェリントンの畑
  ゲサメリケ(共有の牧草地)という畑名がついています
  その昔は遊牧民たちの牧草地帯だった事に由来

土壌 分解された花崗岩土壌

標高 247m

仕立て ブッシュヴァイン

2016年 植樹

収穫・醸造 2020年2月に手摘み

除梗後、ステンレスタンクに入れら、ナチュラルな発酵が行われます。

3日間、果皮に浸透し、その後マロラクティック発酵。

樽熟成はありません。



<メーカーコメント>

外観は、淡いルビー色、縁はガーネットに彩られています。
デリケートなスミレ、ラズベリー、レッドプラム等の香りがあります。
軽やかなスタイルで、活き活きとしたフィニッシュのあるワインです。
食前酒として、又はソーセージやマッシュルーム等と共に、
夏は少し冷やしてパルマハムやモッツァレラチーズを乗せたピザと共にお楽しみください
美味しい生ハムいっぱい挟んだパニーノにかぶりつきたい(これは私の個人的意見 (笑))




ボスマン ナチュール&サン グルナッシュノワール 2020

Bosman Nature & Sun Grenache Noir



原産国:南アフリカ/ウェリントン
タイプ:赤ワイン/ミディアムボディ
主要品種:グルナッシュノワール100%
アルコール:13.5%
容量:750ml
ヴィンテージ 2020
特徴 オーガニック


おすすめです

他にも

ボスマン アダマ レッド 2018 Bosman ADAMA Red

ボスマン オプテンスホースト シュナンブラン 2019 Bosman Optenhorst Chenin Blanc 
(これ飲むのかなり楽しみな1本)

ボスマン ネロ 2018 Bosman Nero
(これもおすすめです!)

ボスマン エルフェニス 2015 Bosman Erfenis

ボスマン フィデス グルナッシュブラン 2018 Bosman Fides Grenache Blanc 

 

を取り扱っています(≧▽≦)

2021-08-26 13:21:10

コメント(0)

最後のウーマンズディのワインはこのワイン

こんにちは 南アフリカワイン専門店 みたまり酒店です

8月10日 火曜日のブログです





ここ数日 SNSで ウーマンズディにおすすめの

南アフリカの女性のワイナリーを紹介していました

ウーマンズディについては

前回のブログで書いています!

https://www.mitamari.com/app/Blogarticleview/index/ArticleId/1401




そして 当店取り扱い 最後のワイナリーはこちらです


今年から取り扱いの南アフリカワインです


カルメン・スティーブンス・ワインズ



ただ 彼女の作るワインとしては取り扱い

初めてではありません

何年前だろう10年ぐらい前?

アマニというワインを作っていました

大好きだったワインの1つです

さぁ 皆さん長いですよ (笑)



ただこれを読んで頂くと彼女の夢をあきらめない力と

素晴らしい行動とワインへの情熱を感じていただけて

きっと飲んでみたいと思っていただけるはず!

とてもお会いしたい作り手さんの1人です



残念なことに アマニ訪問が組み込まれた年の

南アフリカツアー参加しなかった・・・

帰ってきてインポーターさんのお話を聞き

どうして参加しなかったんだろうと後悔しかなかったワイナリー

きっと次はカルメンさんのワイナリー訪問するんだろうな

絶対するはず会いたい! 仕事して行けるように頑張ろう!





さて、絶対会いたいカルメンさんのプロフィール書いていきます (笑)


彼女は南アフリカでワイン醸造学を学んだ最初の黒人です。

あまり 黒人とか白人とか 女性とか 男性とか

そういうの関係ないとおもっているので

なるべくそこで書きたくないなとは思っているのですが

ここ  書いておかないと続きが書けないので・・・




カルメンが育った場所は

ステレンボシュのケープフラットという地区です

いわゆる黒人やカラードと呼ばれる有色人種が住む貧困地区の事です

中学生の時に母親が持っていた小説を読み、ワインの世界に興味を持ち、

「ワイン醸造家になる」という夢を抱いたとそうです。

どんな小説なのか気になりますね!(今度聞く機会があったら聞いてみたい)




1990年 この時代、南アフリカは、世界中から非難を浴びた

悪しきアパルトヘイト(人種隔離政策)が終わりを迎えようとしていましたが、

この国の未来に不安を抱く人々が各地で暴動を起こしていたような時代でした。

そんな時にカルメンは高校を卒業します。

中学生からの夢だった「ワイン業界の門を叩きます」

しかし、ステレンボシュにあるエルセンバーグ農業大学は、

彼女の入学を拒否します。


理由は



白人学生しか入学できなかったから







1991年 彼女は諦めることなく

再度エルセンバーグ農業大学に入学申請します

結果は同じ理由で拒否





南京錠を作る工場で働きながらイースターにチョコレートを販売したり、

ケープタウン駅で靴を売ったりしながら生活をしました。






1992年 3度目エルセンバーグ農業大学に入学申請、

「彼女は軍事訓練を受けていないし、農業のバックグラウンドが無い」という理由で

再び入学を拒否されました。



それでもカルメンは諦めなかった・・・


工場で働きながら通信教育で農業のディプロマ・コースを受講、修了しました。

カルメンは「絶対入学できる」と強い気持ちを持っていました。




そして1993年 ついに4回目の入学申請で入学を許可されました。





彼女は大学に再び入学拒否をするならこのことを暴露しますと訴えました。

こうしてようやく入った大学ですが、学生生活は決して簡単ではありませんでした。

黒人の女性ということで、周りの学生や先生からの差別や侮辱を受け、

時にはパニック障害になり、もう少しで学校を辞めることまで追い詰められました。

しかし、彼女は逃げなかった、学校にこのような状況を訴えます、

いじめは直ぐに止んだそうです。 






1994年 (南アフリカ社会)アパルトヘイトが終了します。

マンデラ氏が率いる新生南アフリカの誕生と本格的に民主化がスタート。

翌年の1995年 カルメンは大学卒業することが出来ました。

彼女は「大学生活はとても大変だったけど今はとても嬉しい。」と、大喜びしたそうです。

白人のそして男性中心のワイン業界の中で、

南アフリカワイン史上初の黒人醸造家誕生の瞬間です!










その後、ディステル社に入社。

黒人の地位向上プロジェクトがスタートし、

彼女が担当したワイン、Tukulu(トゥクル)・ピノタージュ1999と2001が

南アフリカ・ヴェリタス・アワードで金賞を受賞。

彼女にとって最初のヴィンテージだった

1999年は2000年の南アフリカ・トップ10ピノタージュに選出されました。



その後インターンでカリフォルニアやフランスでの収穫を体験。


ステレンボシュにあるアマニ社に移りました

そこで8年間在籍します。

その間も

2008年 デカンター・ワールドワイン・アワードのボルドー赤品種部門で
2006アマニ・カベルネフラン・メルロがトロフィ(世界一)受賞します





 その後、アマニはオーナーの病気が原因でワイナリーは無くなりました。

彼女は自分自身のブランドを立ち上げようとしましたが、

才能はあっても銀行は融資をしてくれませんでした。









ここでも彼女は諦めません


2009年 カルメン・スティーブンス財団設立します

目的は西ケープ州の空腹児童に給食を提供するプロジェクトです。

カルメン曰く、「貧しい地区の子供達は、何も食べずに学校に来る子がいるので、

空腹と栄養不足で学校で倒れたり気絶したりします。」
と。



2011年 イギリスのNaked Wine社から援助を受け、

自身のワインブランド立ち上げます

醸造所はアマニが貸してくれました。

そして 2014年 初ヴィンテージのワインが誕生します。

イギリス、アメリカを中心に輸出をスタートするんです



2017年 ビジネス・ウーマン・アソシエーション主催の西ケープ州の農業輸出部門で、

トップ女性起業家賞受賞。




2019年 南アフリカで最初の100%黒人だけで運営するワイナリーとして登録。

南アフリカ最優秀スモールビジネス起業家賞受賞(主催:サンラム&ビジネスパートナーズ)。






本当に凄い

夢をあきらめない姿

夢へのアプローチ

素晴らしい女性ですね


4回も入学拒否されたら私だったらどうだっただろう

そんなに強く何かを願って頑張ったことあったかなと

自分の人生の生き方が恥ずかしくなってきます



ワイナリーについて


設立 2011年

ワイナリー名 カルメン・スティーブンズ

現在は、西ケープ州の様々な地域の畑からブドウを購入してワインを製造しています。

ワインは豊かな果実味で濃厚、フェミニンで新世界スタイル。

このワインは醸造家カルメンとして、彼女の情熱を表現するものであり、

同時に西ケープ州の多くの貧しい子供達の現在と未来を支えるプロジェクト主催者としての

使命を感じるものである。


キラキラした強く、美しい目を持つカルメンは、

小柄で華奢な女性だそうです。

彼女のプロフィールでも書いたように困難を常に乗り越え

前進するパワフルな女性です。




ラベルについて

ラベルのトラは、長女のケイトリンが6歳の時に小学校で描いた絵が
モデルになっているそうです。

メルローのラベル虎と思っていたのですが
そこには男性の顔、鳥の顔、犬の顔が描かれているそうです
これは、同じワイン一つとっても人によって感じ方が違うという事を表しているそうです。

深いですね


『学校の給食プロジェクト』

またカルメンのワインは

ワインの利益の一部と多方面からの寄付金を西ケープ州の貧困地区の

学校の給食プロジェクト費用に充てています。

2011年設立と同時に、カルメンが13歳から住んでいたステレンボシュのBelhar(ベルハール)の

3つの小学校(400~500人の生徒)に週3回スープを提供することから始めました。

現在は25のコミュニティ、53の学校、10,310人の学生に栄養価の高い朝食と昼食を提供しているそうです。

凄い数ですね!

カルメン曰く、「貧しい地区の子供達は、何も食べずに学校に来る子がいるので、

空腹と栄養不足で学校で倒れたり気絶したりする子がいます。」と。


アマニワイン(ピンクリボンプロジェクト)は乳がんプロジェクトのボトル

1本売れるごとに1ランド(1R:約8円)を積み立て、南アフリカの乳がん診療所に寄付

そして給食プロジェクト 





次は・・・彼女の挑戦はまだまだ続きそうです



そして きっとカルメンが生まれ育った地域の子供たちにとって

彼女は誇りであり希望ですね

彼女のような人がどんどん育ってくるはず

夢を諦めない心凄いですね

何時かお会いできるその日を楽しみにしています。





そんな彼女ワイン当店取り扱いアイテムは

カルメン・スティーブンス・メルロ
Carmen Stevens Merlot

カルメン・スティーブンス・サヴィ・スパークリング・ロゼ
Carmen Stevens Savi Sparkling Rose


の2アイテムとなっています



カルメン・スティーブンス・メルロ
Carmen Stevens Merlot


生産者 カルメン・スティーブンス
原産国/地域  南アフリカ/パール
タイプ 赤・フルボディ
主要品種  メルロ 100%
ヴィンテージ NV


社会貢献型ワイン。
パールの2つの畑のブドウをブレンド。メルロの果実味をしっかりと表現する為に

適量の日光を当てることに注力している。それぞれに分けて発酵、

フレンチオークで12か月熟成しブレンド。再度樽に戻して4か月熟成。

長女のケイトリンが6歳の時に小学校で描いた虎をラベルにしている南アフリカワイン

よく見ると虎の右側は人、左側は鳥、真ん中に犬が描かれていて複雑です。

カルメンは、同じワイン一つとっても人によって感じ方が違うことをこのラベルは表していると。

インポーターテイスティングコメント

熟したチェリー、赤系果実、ブラックベリー、複雑で深い香りがしっかりと香る。

フレッシュで柔らかな酸、凝縮し濃厚で力強い果実味が最初から迫ってくる。

熟したチェリーの風味と完熟したブドウの甘味、オークの風味がバランス良く調和している

滑らかでリッチ、程良い渋みとボディ。同じ人物が造っているので当たり前かもしれないが、

かつて人気だったアマニ・メルロを彷彿させるような凝縮した果実と複雑味を楽しめる

新世界スタイルのメルロ。


お勧め料理

牛肉、羊肉、パスタ・ボロネーゼ、回鍋肉、カマンベール、ブルーチーズなどの濃厚チーズ。






カルメン・スティーブンス・サヴィ・スパークリング・ロゼ
Carmen Stevens Savi Sparkling Rose


生産者  カルメン・スティーブンス
原産国/地域  南アフリカ/ウェスタンケープ
タイプ  ロゼ・スパークリングワイン・辛口
主要品種  ソーヴィニヨンブラン 98%・カベルネフラン]2%
ヴィンテージ  NV

受賞/評価 社会貢献型ワイン。

畑は冷涼で優秀なソーヴィニョンブランの産地であるエルギンと

フィラデルフィアのブドウを使用。発酵後は澱が入ったまま熟成(シュール・リー製法)。

ブレンドして瓶詰の際に炭酸ガスを注入する。Savi(サヴィ)とは、

若くても洗練された(成熟した)人を意味する。

このワインもそのようでありたいという意味。

ラベルはリンゴの花だそうです。 桜かと思っていました 

薄いサーモンピンク。熟したストロベリーや甘いフルーツのような香り。

フレッシュで若く活き活きとした辛口のスパークリング。泡は細やかで優しいタッチ。

熟したイチゴとライム・シャーベットのような風味がしっかりとアピールしながら美しく調和し、

塩味を帯びたミネラルも感じられる。

春夏は爽やかに、冬は暖かい部屋で、「人生は旅のようなもので、日々の生活の様々な

シーンで楽しんで下さい。」という醸造家カルメンのメッセージが込められています。


お勧め料理

前菜、シーフードのカルパッチョ、イクラ、サラダ、卵料理、餃子、シュウマイ、春巻など。








ふう~

というワイン2種類です

キラキラのパワーをもらえるワインのような気がする

今日も美味しい南アフリカワイン飲んで

エネルギー注入!

今夜も南アフリカワインで乾杯!(≧▽≦)


最後まで読んで頂きありがとうございます。
 

2021-08-10 07:35:32

コメント(0)

  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5