あまりにも長くなってしまったので
夜 眠りを誘う読み物としてでもご覧ください (汗)
昨日クイズで出したこのワインは何でしょうクイズ
ドゥルドゥルルルルル
ジャン!
正解は
ステレンラスト・MCC・ロゼ・スパークリング
ーStellenrust MCC Rose Sparkling!!
きっとかなりの人が気づいていましたね ・・・
このスパークリングワイン当店でもとても人気の1本です
グラスでの提供はもちろんですが
贈り物としても、とてもお勧めの1本です!
凄いがいっぱい詰まったスパークリングワインなんです。
なんといっても有名なのが
ワールド・スパークリング・ワイン・チャレンジ2015 で
1位を獲得したワインです。
ふぅうーんって思っていません?
競った相手が凄いんですよ
きっとワインをそんなに飲まれない方でも知っているであろう
ドンペリニヨンだったり
しかもヴィンテージもの2005ですよ
他にもクリスタル2006もエントリーしていたにも関わらず
それらの素晴らしいシャンパーニュを蹴散らして1位に輝いたんです
その時参加したワインが
トップワイン サウスアフリカのページに
載っていました
いやほんと 有名どころがいっぱいです
その価格差10倍なんてもんじゃない!!
南アフリカの瓶内二次発酵のスパークリングワインの
品質の高さを証明したワインといえるのではないでしょうか?
さてどんどん行きます
このスパークリングワインの凄い
その2
それは使われているブドウ
多くのシャンパンには
シャルドネ(白ブドウ)
ピノノワール(黒ブドウ)
ピノムニエ(黒ブドウ)などが
ブレンドされて作られています
ここ掘り下げると
シャンパンのお話になってしまって
とても長―――いっ!では、すまなくなるので
ここはさらっといきますね
一方このステレンラストのロゼスパークリングの品種は
シュナンブラン(白ブドウ)
シャルドネ(白ブドウ)
カベルネフラン(黒ブドウ)
です
シャンパンによく使われる
ブドウシャルドネ以外は
ピノノワールもピノムニエも使われていません
ステレンラストによると
ステレンラストは、2010年に南アフリカのワイン
シーンにユニークなものをもたらしたとかかれています。
それこそが、初のフルクレマンスタイルの
Methode Cap Classiqueです!
つまり伝統的なシャンパーニュの手法で作られた、
伝統的な品種を使用しないスパークリングワインです!!
要はシャンパンと同じ方法で作っているけどシャンパンに
よく使われるブドウは使ってないスパークリングワインを
作りだしたよ♪と
そして現地ではステレンラストのロゼスパークリングは
Stellenrust Clement de Lure MCC NV
ステレンラスト クレマン ド ルアーと名乗っています
フランスのロワールの渓谷に伝わる伝統的な発泡性ワインの
スタイルで作られていることから本家クレマン・ド・ロワールを
もじって名付けられています。
そしてLureは魅力という意味
ステレンラスト クレマンの魅力
なんておしゃれな洒落の効いたネーミング
素敵ですね
ステレンラストのサイトによると
誘惑という意味が込められているそうです
ステレンラスト MCC ロゼ スパークリング
2つ目は 南アフリカで始めてクレマンドロワールの
スタイルで造ったスパークリングワインという事でした。
凄いのはよくわかった
で、肝心の味わいは?
とてもいい香りです (笑)
リンゴ、レモン、サクランボ、イチゴ、
レッドベリーに、桃も、あとスパイスの香りも感じます。
澱との接触によって香るパンやクリーミーな香りも感じられます。
爽やかでスッキリした酸味、長く続くキメ細な泡
とてもエレガントなロゼスパークリングです
現地でのおすすめレシピは
クランベリー・ドレッシングをかけた新鮮な牡蠣や
スパイシーなシーフード料理との相性は抜群!
コリアンダーを効かせた新鮮なガーデンサラダとの相性も抜群!
とありました
読みながら うんうん間違いないと
頷きました
因みに今回はどうしても豆乳鍋が食べたかったので、
どう歩み寄ろうか?と考えました
ということで
ベースのお出汁を中華風にして味噌と醤油を隠し味に使い
豆乳鍋にしました
食べるときに山椒とラー油を少々
とってもおいしゅうございました
お試しあれ(≧▽≦)
お祝い事やパーティでも楽しめる1本
年末年始に向けて何本かストックしておくことをお勧めします
ちょっと話は戻るのですが
2015年のトップ10本
他に3本も南アフリカのスパークリングワインがランクインしていて
やるな!!南アフリカって一人喜んでいます (笑)
さてここからはワインの作りについてなので
ご興味がある方のみお読みくださいね
半分自分のための覚書のようなものです。
生産者 ステレンラスト Stellenrust
原産国/地域 南アフリカ/ステレンボッシュ
タイプ ロゼ・泡・辛口
主要品種 シュナンブラン 48%
カベルネフラン 44%・シャルドネ8%
アルコール度数 11.5%
容量 750ml
ヴィンテージ NV
ワインメーカー: Tertius Boshoff テルティウス・ボソフ氏読み方あってますか?不安です
pH : 3.1
残糖: 5.2 g/l
トータルアシディティ: 8.1 g/l
収穫について
樹齢32年のシュナン・ブラン
仕立て ブッシュヴァイン
土壌 花崗岩 ボッテラリー地区の畑
樹齢10年ののシャルドネ
仕立て 棚仕立て
砂質土壌 ボッテラリー地区のの畑
16歳のカベルネフラン
仕立て 棚仕立て
風化した花崗岩 ヘルダーバーグ地区の畑
ブッシュヴァインに関しては
過去のステレンラストのシュナンブラディの時に書いています
https://www.mitamari.com/app/Blogarticleview/index/ArticleId/1012
シュナン・ブランとシャルドネは18度で収穫し、
カベルネ・フランは20度で少し熟してから収穫しています。
カベルネフランだけ糖度が違うのは、早く収穫し過ぎると
未成熟の時に出る 青臭さや葉っぱのニュアンスが出すぎてしまうので、
酸をキープしつつもしっかり熟成させ
熟した赤いチェリーやベリーがより多く感じられるように
するため少し遅めに収穫されています。
熟したレッドチェリーとベリーのニュアンスを大きくしつつも、
フレッシュさとピュアさを維持することにいいタイミングでの
収穫時となっています。
本当にきれいなベリーの感じが出ています
醸造
全房でプレスした後、最新の機械で最もピュアな果汁だけを
取り出します。
シュナン・ブランは、野生酵母でステンレスタンクにて発酵させ、
7ヶ月間発酵澱と共に熟成させます。
シャルドネとカベルネフランも野生酵母で発酵させますが、
ステンレスではなく3年~4年目のフレンチオークで
同じく7ヶ月間の澱と共に熟成させます
その後、シュナン・ブランとブレンドし、清澄して瓶詰めします。
1週間かけて特別な酵母を培養し、糖分を加え王冠で瓶詰めした後、
瓶の中での二次発酵を開始、
厳しい監視下で4週間かけて行われ、その後圧力が測定されます。
発酵が完了した後、
ワインはボトルの中で18ヶ月以上熟成させ、
頻繁に動瓶を行いながら、
発酵した澱の上で熟成させた後、
デゴルジュマン澱引きをしてコルク栓をします。
その後さらに3ヶ月間寝かせてからリリースされます。
タンクと樽での一次発酵後8ヶ月
ボトルでの二次発酵後18ヶ月
瓶詰後3か月寝かせて出荷
というスパークリングワインです
以下インポーターさんのサイトと
ステレンラストワイナリーのサイトより
ステレンラストエステートについて・・・
以前と重複している部分もありますが少し書き足しています
設立は1928年
南アフリカ・ステレンボシュ地区の名門
家族計画のワイナリーさんです。
2012年ロンドンオリンピックの採用ワイナリー
家族経営のワイナリーとしては、ブドウ畑だけで400haを所有、
ステレンボシュの中でも大きい方に入るそうです。
畑は2箇所
先ほどのMCCでも出てきたヘルダーバーグとボタラリーの両地区。
両方とも、ステレンボシュの中でも良質のブドウの取れる産地
ヘルダーバーグはゴールデントライアングルと呼ばれる
赤ワインに優れた産地
のこり半分はボタラリーヒルズの高台に位置しています。
こちらは涼しい気候とケープタウンから吹き込む午後からの
海風で有名な産地で、素晴らしい白ワインと赤ワインの両方の
ブドウを育てています。
ステレンラストは
白は特にシュナン・ブラン、赤はピノタージュ、シラーズと
ボルドー系品種などを得意として
シュナン・ブランは毎年好評かでプラッターでも高得点の生産者です。
当店が勝手に参加
現地のイベントと一緒に行う
シュナン・ブランデイのイベントでも
いつも一番人気のワイナリーさんでもあります。
またこのワイナリーは2012年ロンドンオリンピックの
公式ワイナリーとして選ばれています。
2012年のラベルが出来る!南半球なので収穫が早いため。
北半球より半年ほど早く2012年ヴィンテージのワインを
作ることが可能でした。
また、ステレンラストのワインはフェアトレードのワインで
ありながら高品質
375mlで400万本という数のワインが用意できる
フェアトレードの基準を満たす南アフリカ最大のワイン生産者
またフェアトレードだけではなく、ネルソン・マンデラ元大統領の
誕生日会に供された名門ワイナリーとしても知られている
このような様々な理由からオリンピックワインとして選ばれたのでした。
因みに、2012年ビンテージのオリンピック・ワインにはシュナンブランの白
ピノタージュ、シラーズ、メルローから成るロゼを提供したのだとか。
リサイクル可能な750mlと187mlのペットボトル入りで用意されたのだそうです。
また2005年には、農場で働く人々が長年にわたってワイナリーに
与えてくれたものを少しでも還元し、彼らの勤勉さと忍耐力に
報いたいと考えた結果。
農場の70人の常用労働者を、農場で私たちと共に暮らし
成長してきたという思いから。彼らを400haの農場のうち100haの大株主とする
ブラック・エコノミー・エンパワーメント
という取り組みも成功させています
この成功もステレンラストの誇りの一つとなっています。
ステレンラストは、何世代にもわたって受け継がれてきた
ワイン造りのスキルと、"where excellence meets winemaking
卓越性とワイン造りの融合 "というモットーをすべてのボトルに
反映させている、南アフリカで最大級の家族経営のワインエステートです。
つづく・・・
つづくかーーーーーい!って突っ込んでいただけました? (笑)
だって他にも、まだ書いていない素晴らしいワインがたっぷりあるので(≧▽≦)♪
毎度毎度
下手な文章を最後までお読みいただきありがとうございます。
ちょっと今回は分かりにくかったかなと反省しています
さぁ 今夜はどんな南アフリカワインを飲もうかな
あ!もうクイズはしません (笑)
皆さんの洞察力が凄いので (笑)(笑)
皆さんも素敵なドリンキングタイムを~
2021-09-07 17:10:45
◇南アフリカワインメーカーについて
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