お久しぶりです
南アフリカのワイン専門店 みたまり酒店です
では続きを!
スタークコンデのワイナリーの始まりの物語が素敵だったので
皆さんにもお伝えしたくて
数か月ぶりのブログです(前回6月末に更新したきりでした)
登場人物いっぱいなので
ゆっくりお読みくださいね
まず南アフリカの家長であるハンス・シュローダー(1938年生まれ)はステレンボッシュで育ちました
成人してから彼は人生の大半を海外で過ごします
1960年代 大学生の彼はなんと日本の大学に通っていたそうです
その時同じ大学の学生だったマルヤマミドリさんと運命の出会いをします
その後二人は結婚 その後南アへ戻り・・・とは行きませんでした
その当時南アフリカはアパルトヘイト政権の混血禁止法というものがあり
その法律に触れるため
彼らは日本に住むことを余儀なくされたんです
日本に住んでいた30年間の間に
二人は マリー リサ ミキ という3人の娘を授かります
1990年ごろ
アパルトヘイト終焉の時が近づいていました
ネルソン・マンデラの釈放が間近に迫ったそんな時
前向きな変化の一端を担う時だと考え
ハンスとみどりは南アフリカに戻ります
一番の混乱の時 凄い勇気だなと感じます
南アに戻った彼らは1989年にオゥデ・ネクター農場を購入し、ブドウ栽培をスタートします
すでに結婚していた長女のマリーはアメリカ人の夫ホセさんも南アフリカに移住し、
南アフリカでの生活に加わりました。
ここで今のスタークコンデの当主 ホセさんの登場です!
ホセ氏(スタークコンデの当主)はグラフィックデザイナーだったので、
当初はケープタウンにスタジオを開くつもりでした
ところが、ワインへの情熱に目覚めてしまった彼は
スタジオづくりをやめてしまいます(沼の世界に足を踏み入れてしまったんです (笑))
職人的な細部へのこだわりと、セラーでの純粋主義的なアプローチで、
ホセはゆっくりとワインを発展させ、今日の地位を築いていきます。
元グラフィックデザイナーのホセさんは、今でもすべてのワイン・ラベルを自分でデザインしているのだそうです。
さぁ ワイナリーの名前が決まるまであと一息です!
「スターク』は、ハンスの母フランツィスカ・スタークへのオマージュ
「コンデ」は、アメリカに移住したキューバ人であるホセの父親に敬意を表しています
ハンスのお母さんは激しく強い独立心と止めることの出来ない好奇心の持ち主で
一家の中で最初にステレンボッシュに住んだ女性でした
ホセさんが若いころにお父さんがアメリカに移住することを決めます
新しい国での挑戦を決めたからこそ仕事に対する姿勢や技術への愛情が培われた
今の自分が作り上げられたと考え
スターク・コンデ Stark Conde という名前でワイナリーが誕生しました
スタークコンデという名の中にこんなにも深い思いがあるとは全く知りませんでした
そんなスタークコンデのワインを今ヴィンテージ違いで2種類ご用意しています
スタークコンデ スリーパインズ カベルネソーヴィニヨン 2018 と2017です
Stark Conde Three Pines Cabernet Sauvignon
このワインは ステレンボッシュのヨンカースフック・ヴァレーという小地区で採れたブドウから出来ています
ヨンカーズフック・ヴァレーは、カベルネの栽培に適した自然のままの渓谷です。
標高の高さ地形、冬に降る十分な雨量、そして渓谷を吹き抜ける乾いた涼しい南東風により、
この地域は高級ブドウの生産に最適な条件を備わっています。
スターク・コンデのブドウ畑は有機農法で栽培されており、エステートの80%は起伏のある原生林のままです。
植物群は、隣接するヨンカースフック国立公園の豊かな生物多様性を反映していて、フィンボスバイオームとして
ユネスコ世界遺産に登録されており、他の南アフリカのワイナリーでもそうですが自然豊かな場所にワイナリーがあります。
ワイン造りのスタイルは可能な限りシンプルでナチュラルにを心がけたアプローチ~
下記
スタークコンデ スリーパインズ カベルネソーヴィニヨンの詳細です
ブドウ品種等少しずつ年代により違いがあります
生産者名
Stark-Conde Wines
スターク・コンデ・ワインズ
商品名
Three Pines Cabernet Sauvignon
スリー・パインズ カベルネ・ソーヴィニヨン
ヴィンテージ
2018 2017
原産国
南アフリカ
地方・地区・村
ウエスタン・ケープ > コースタル・リージョン > ステレンボッシュ W.O.ヨンカースフック・ヴァレー
品種
2018年 カベルネ・ソーヴィニヨン 90%/プティ・ヴェルド 5%/カベルネ・フラン 3%/マルベック 2%
2017年 カベルネ・ソーヴィニョン 97%/プティ・ヴェルド 3%
醗酵 開放槽による主酵醗酵後、オーク樽にてMLF(無清澄)
熟成
2018 フレンチオーク樽熟成 20カ月(300L / 新樽比率50%)
2017 フレンチオーク樽熟成 22カ月(300L / 新樽比率70%)
ALC度数 14%
種類 スティルワイン
色 赤
味わい フルボディ
飲み頃温度 16℃
2018年はまだまだ若くフレッシュな果実の香りが占める割合がおおいのですが
2017年は1年しか変わらないのにぐっと複雑味が増しています
断然2017年が人気ですが
2018年も来年にはこんな感じ?と想像しながらお飲みください
まだまだ熟成による変化を楽しむことの出来るワインです
是非 飲み比べに来てみてください
お持ち帰りも可能です
最後までお読みいただき本当にありがとうございます!
今日も16時オープンです
こちらのワイン以外の本日のワインはSNSで✔してみてくださいね
素敵な週末を!
2023-09-29 13:47:20
◇南アフリカワインメーカーについて
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