こんにちは!
南アフリカワイン専門店 みたまり酒店です
さて ストームワイン会で使用したアイテムも
本日で最後です!
トリを飾ったのが
このワイン ストームフレダピノノワールです
こちらは 2014のヴィンテージもあったので
2015 2014 の飲み比べとさせて頂きました!
まず 2014年の説明から
Storm vrede pinot noir
ストーム フレダ ピノノワール2014
■ワイナリー名 ストームワインズ/Storm Wines
■ヴィンテージ 2014
■原産国 南アフリカ
■地 域 ウォーカーベイ・ヘメル・アン・アード
■ブドウ品種 ピノノワール100%
■容 量 750ml
■種 類 赤ワイン
■味わい フルボディ
HPによると
シルキーで香水の様 可愛らしいブラッドオレンジ シナモン
ルイボスティそしてミネラルと感じます
とてもスムーズでのびやかなエレガントなフィニッシュです
ワインスペクテータ 91点
ストーム・フレダ2014の生産量は425ケース 2550本
日本に入ってきたのは180本 。
2016年2月、ケープタウンで行われたピノノワール対決
「南アフリカのベスト・ピノノワールVSブルゴーニュ」の南アフリカ代表で
参加し1位評価を受けたことで話題になったのですが
この2014年ヴィンテージが正にその大会に出たワインです!!
例年より涼しいヴィンテージ。畑はヘメル・アン・アード地区の
傾斜の厳しい北東向きの斜面。冷涼な大西洋から3.2kmの近さで、
2ヘクタールという小さな畑はヘメル・アン・アード地区の傾斜の
厳しい北東向きの斜面。土壌は石と豊かな粘土が混じるブックヴェルト頁岩。
収穫量3.2トン/ha(22.4hL)と極めて低い収量に抑えています。
バスケットプレス天然発酵、
228Lのフレンチオークで11ヶ月熟成。
新樽25%、2年目樽25%、3年目樽50%使用。
例年より涼しく、その分、果実味は豊かで
柔らかなワインに仕上がっています。
まだ若かいのですが、2015に比べるとかなり落ち着きが出ていて
長旅の疲れがとれてとてもいい感じになっていました!
今回のアイテムの中で一番良いコンディションでした
ワインの色調もほんの僅かですが外側にオレンジ色が見てとれました
木やミネラル コーヒーやキノコの香り 僅かに煙のようなスモーキーな感じも
スパイスやドライ・レッド・チェリーなど豊かな果実の香り。
本当にフレダの土地から出来たピノノワールの味を素直に
表現したピュアな味わいで滑らかですが他のアイテムの中では一番しっかりとした味わいです。
勿論 洗練された透明感のある綺麗なワインである事は共通しています。
タンニンはとこまでも細やかで心地良く余韻はきわめて長くエレガントです
とても素晴らしいワインでした
そして 2015年ヴィンテージ
■Storm Vrede Pinot Noir2015
■生産者 ストームワインズ
■原産国/地域 南アフリカ/ウォーカーベイ・ヘメル・アン・アード
■タイプ 赤 フルボディ
■ぶどう品種 ピノノワール 100%
■ヴィンテージ 2015
■550ケース 3300本(ケース6本と計算して)
■瓶 詰 2016年 1月
■リリース 2017年 3月
ワインアドヴォケイト 92点
Tim Atkin Report 2016’ 2015VT:93 Point
2015年は通常より2週間早く収穫を始めた年です
コンパクトで香りの凝縮した素晴らしい葡萄が収穫されました
冷涼な大西洋から3.2kmの近さで、2ヘクタールという小さな畑は
ヘメル・アン・アード地区の傾斜の厳しい北東向きの斜面。
土壌は石と粘土が豊富なブックヴェルト頁岩。
収穫量3.2トン/ha(22.4hL)と極めて低い収量に抑えている
。発酵後、228Lのフレンチオークで11ヶ月熟成。
新樽25%、2年目樽25%、3年目樽50%使用。
バスケットプレスで天然発酵
このワインは 素晴らしいバランスで
ナチュラルな酸と素晴らしく豊かで魅惑的なダークフルーツの香りの長い余韻を感じることが出来ます。
絹の様な口当たりですがしっかりとした骨格を持ち官能的で芳醇な果実を感じることが出来ます。
けばけばしく派手なフルーツではなく深く骨格のあるフレダのワインが出来ている土壌の特徴が
素晴らしく表現されたワインに仕上がっています
イキイキとしたレッドチェリーとラズベリーフルーツを感じることが出来ます
塩味と少しのブラックペーパー そして最後にはより一層の凛とした骨格がそこにある
そんなワインですとの事・・・・
2015年のフレダやはり
全ての中で一番しっかりしたワインでした
柑橘系や赤い果実の豊かな香り
花の香りなどが立ち込めてきます
味わいも豊かな果実の香りそしてスパイシーでミネラル インク たばこ けむり
細やかで力強いタンニン長い余韻を感じることが出来ます
あと半年したらさらに素晴らしく素敵な表情を見せるであろうと思いました
勿論 半年と言わずに 場所と時間が許す方は
ゆっくり 8年以上寝かしてあげてください
きっと 素晴らしい大人に成長したフレダに出会う事でしょう!!
最後はちょっと駆け足になってしまいましたね(^▽^;)
それにしても 同じウォーカーベイの中小さな区画違いのピノノワールばかりを
飲み比べるという
とても貴重な体験が出来
本当に勉強になりました
次のワイン会も南アフリカワインの魅力を少しでも感じて頂ける会に出来ればなと
思っています!
お楽しみに!!
そして昨年まで ティムアトキンの格付け3級でしたが
今年は見事2級に昇格です!!
素晴らしいですね 今後も目が離せないワイナリーさんです
目が離せない所が多すぎて
大変です 南アフリカワイン 笑
重複ですが下記はストームワインズさんについてです
■ヘメルアンアード 2012年ヴィンテージでデヴューして以来注目され続けているワイナリー
ストームワインズ!!
ストーム・ワインズは南アフリカのヘメル・アン・アード地区に位置するワイナリーです。
ハネス ストーム氏は元南アフリカのハミルトンラッセルの醸造家という経歴を持っています。
あの素晴らしいハミルトンラッセルのワインに携わっていたのかと思うと
素晴らしい才能の持ち主だという事はすぐに想像できますね!
2012年をデビューヴィンテージとして、ピノノワール、シャルドネを生産しています。
そして、いきなり2012ヴィンテージでWA92点を獲得するデビューを果たしています!!
■ワイナリーの場所は ウォーカーベイ地区
大西洋に面した ハーマナスの海辺の町を取り巻くこの地区は
ホエールウォッチングで有名な地域です
ちょっと話がストームからずれますが
ホエールウォッチングをするには 9月~10月がお勧めだそうです
この時期ちょうどこの辺りで出産を迎えるんだそうです
ペアでじゃれ合っていたり、赤ちゃんのクジラの可愛い姿や
子供の世話をする風景も観れるそうです
またこの時期にはハーマナス・ホエール・フェスティバルととも
色んなイベントがあります
ゲージに入ってサメを見る!!
シャークケージ・ダイビングなんかのアクティビティーも楽しめるみたいです(^▽^;)
海が苦手な方でも 陸上でも色々なにライブミュージックの演奏など数多くのエンターテイメントで盛り上がります
本来のテーマは環境保護に対する意識を高めることにあり、環境とアートの融合により、
気候変動や環境にやさしい生活を推奨する南アフリカ唯一のイベントとして毎年沢山の人たちが集まるそうです。
南アフリカ、春夏秋冬と色んなイベントがあり・・・
1年くらい住んでみたいと思う今日この頃です ♪
で話をワインに戻しますね
気候は海からの冷たい風の恩恵を受け 冷涼な気候です
シャルドネやピノノワールの素晴らしいものが生産されているとして
知られていますが
近年 ソーヴィニヨンブランやメルロー シラーなども有名になってきています
ストームワインズ自体は
設立は2011年と非常に新しいワイナリーですが
ハミルトンラッセルの醸造責任者として10年以上務めたハネス・ストームは、
ウォーカーベイ・ヘメル・アン・アード地区を知り尽くしている人物と言えます。
2011年独立、自身のワイナリー「ストーム・ワインズ」を設立。
南アフリカの新しい注目の作り手です!
2016年ティム・アトキン 南アフリカワイナリー格付け 3級でしたが
2017年では2位に格付けされています!
というか 色々と格付けが変わっているので
HPもやり直さなくては
ハーマナスでハネス ストームは2つの並外れたテロワールの場所を見つけます
それがヘメルアンアードとアッパーヘメルアンアードヴァレイです
2008年に彼が愛するピノノワールが植えられます
2012年 初ヴィンテージがWA92点という高得点などで脚光を浴び
2015年より、
彼は自身のプロジェクトに100%の時間を割いています。
で、2016年さらに彼の名を知ることとなる出来事が起こります!
それが、南アフリカのWineCellerというメディアが行った16年2月のブルゴーニュVS南アフリカのピノノワール対決
その対決で見事1位を獲得!!
こうして今や ストームのピノノワールは南アフリカワインのピノノワールベンチマーク的な存在となっています!
なのに 生産量がやたら少ない!!
という事で 全世界で割り当てとなっています(^▽^;)
ハネス ストーム曰く「ピノノワールのベストなサイト(場所)で、最も美しいピノノワール」を作るのが目的!!と語っています。
「その土地の特徴をワインで表現したい」テトワール主義&細心の注意を払い、出来る限り人の手を加えない不干渉主義を貫いているそうです。
各ワインについては 今日お見えになるお客様もいらっしゃるのでお楽しみという事に!!
ただ一つだけプチ情報をお送りしますと
非常に生産量の少ない彼のワインの中でも
ストーム リッジ ピノノワールは
なんと100ケース 600本しか生産されておらず
日本に入ってきたのは僅か72本です!!
正に 今日書いたこのワインがそれに当たります!
2017-10-04 12:10:14
◆南アフリカワイン
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