フランス語で「貴婦人」を意味するラ・ヴィエルジェは、ホエールウォッチングで有名なヘルマナスのあるオーバーバーグ地方のヘメル・アン・アールダ山地に囲まれた土地で、明るく独創的なアイデアを得て、ピノノワール主体のワイン造りを行っています。
こちらは2022年ハミルトンラッセルのワイナリーでの様子
ヘメルアンアーデのワイン生産者が集まり
素晴らしいシャルドネとピノノワールのセミナーとテイスティング会がありました
勿論 ラ・ヴィエルジェもありました!!
ラ・ヴィエルジェの各シリーズのワイン名は、
愛、宇宙、哲学、思想、ラテン芸術などから名前が付けられています。
ワイナリーから見えるワイン畑はごく一部の小さい畑です
主要な畑はラ・ヴィエルジェのワイナリーから10㎞ほど離れたとこにあります
この畑はバビロンファームと呼ばれていてラ・ヴィエルジェの受賞ワインの多くが
この畑で栽培されています。
~ヘメル・アン・アールダ・リッジの畑の特徴~
海風が吹くため気温が低く、降雨量が多い地域です
ラ・ヴィエルジェの約44ヘクタールほどの畑は、乾地農法を採用しているため、この降雨量の多さは非常に有効で、灌漑をする必要がないそうで、この畑は灌漑無しでブドウが栽培されています。
その結果、ヘクタールあたりの収穫量は少なくなりますが、高い品質のブドウが収穫できると語っています。
「良い果実ほど良いワインができる」という考えのもとブドウを育てています。
また、トレリス(棚)を設置する際にトラムラインシステム(※1)を使用することで、ヘクタールあたりのブドウの樹の密度を高め、収穫量の少なさを補うことが可能となりました。
ワイナリーが最も誇るべきことを上げるとすれば、それぞれ小さな畑ではありますが、10種類以上の品種を栽培していることと言えるでしょう。この地域はピノ・ノワールとシャルドネで有名ですが、ソーヴィニヨン・ブラン、サンジョヴェーゼ、シラーズ、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、セミヨン、リースリングも栽培しています。
※1)トラムラインシステムとは・・・高密植栽培のこと 畝と畝の間隔を狭くして2列に植える路面電車の様に見えるので トラムシステムと呼ぶ
ワインメーカーのChristo Kotzeは、2017年にアシスタントワインメーカーとして
ラ・ヴィエルジュのチームに加わりました。
ステレンボッシュ大学で学位を取得
南アフリカのワイナリーを経験
Rust en Vrede
Rustenburg Wines
その後
オーストラリアとアメリカのワイナリーで経験を積み
帰国後
ラ・ヴィエルジェの醸造家となります
若くとても才能ある作り手さんです。
といった ラ・ヴィエルジェワイナリーから ヘメルアンアーデは勿論
南アフリカ国内でもとても希少な品種 サンジョヴェーゼが入荷しました!
ラ・ヴィエルジェ サティリコン サンジョヴェーゼ
La Vierge Satyricon Sangiovese
しゅうちゅうあああ~ |
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ラ・ヴィエルジュの各シリーズのワイン名には、宇宙、哲学、思想などからとった名前が採用されています。
このサティリコンは、ローマ帝国の初期にガイウス・ペトロニウスによって書かれたラテン語の風刺小説の名前に由来しています。
ローマ時代の小説としては珍しく、人間が大切にしてきた無垢な心を犠牲にしてでも、知識や知恵を得ようとする意図的な旅を通して、欲望、愛、誘惑の物語が描かれている物語です。
サンジョヴェーゼの特徴である、明るいチェリーの果実味と香ばしいスパイスが感じられるワインです。口当たりは滑らかで、花のニュアンスとほのかに土っぽい風味があります。
少なくとも2~5年は熟成の可能性。
今後樹齢が高くなるにつれどんどん楽しみになる1本です!
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